今回は テラフォーミングマーズの拡張 を紹介します。
まずは発売順に紹介します。
ヴィーナスネクスト
テラフォーミング・マーズ拡張 ヴィーナス・ネクスト 完全日本語版
火星の他に金星が追加されます。
金星ボード
金星パラメータを上げる標準プロジェクト(15M€)も追加され、金星パラメータを上げた場合もTRが上昇します。
カードにもこの金星パラメータを上げるカードが入っています。(画像は一部)
他にも新しい企業カードや、プロジェクトカードが入っています。
それと、カードに乗る資源に浮遊体というのが出てきて
微生物などと同じようにカードに置かれる
そして、浮遊体7個がある状態で取れる称号「滞空卿」が登場。
さらに、金星絡みのカードには金星タグがついていて
金星タグの数で勝負する褒章「金星王」も追加されます。
金星パラメータはゲーム終了条件にはならない。
(ゲームが長くなるので、それを緩和するために)ラウンド終了時にそのラウンドのスタートプレイヤーが温度、海洋、酸素のうちから1つ選んで上昇させるルールが追加される。(世界政府によるテラフォーミング)(TRや配置ボーナスなどはもらえない)
ヘラス&エリシウム
テラフォーミング・マーズ拡張 ヘラス&エリシウム 完全日本語版
基本マップを入れ替えて遊べる追加マップの拡張です。
なんと、この拡張、追加ボードがパッケージングされているだけですw
ボードは両面印刷で、海洋予定地や、配置ボーナスなどが変わっています。
さらに、称号と褒章も全部変わっています。
エリシウム
メインボードの火星の裏側あたりの面ですね。
カード3枚ドローや3植物マスがあります。強い!
称号はコチラ
- 万能家 すべての生産量1以上増加している
- 専門家 どれか1つの産出量10以上
- 生態学者 植物、微生物、動物タグの合計が4つ以上
- 大立者 青、緑のカードを合計で15枚以上使用
- 伝説 イベントカードを5枚以上使用
褒章はこちら
- 浪費王 20M€以上のコストが書かれたカードのプレイ枚数(イベント含まず)
- 産業王 建材と電力の合計資源数
- 砂漠王 下から4列の所有タイル数
- 絶景王 海洋に隣接する所有タイル数
- 支援王 TR(ゲーム終了時の。盤面や称号褒章は含まず)
ヘラス
火星の南極付近のマップ
置くと6金払って海洋置けるマスや地熱が手に入るマス!
称号
- 分散投資家 タグ8種類以上
- 戦術家 条件のあるカード5枚以上プレイ(イベント含まず)
- 極地探検家 メインボード下から2列にタイル3枚以上
- 電送師 エネルギー産出量6以上
- 外緑入植者 木星タグ3つ以上
褒章
- 耕作王 緑地タイル数
- オートマ王 オートマチックカード(緑のカード)のプレイ枚数
- 宇宙王 宇宙タグの数(イベント含まず)
- 偏心王 カード上の全資源数(微生物、動物、浮遊体、その他資源)
- 土建王 土建タグの数
プレリュード
プレリュードはカードのみが入った拡張セットです。
追加の企業、プロジェクトカード
それと、プレリュードカードが入っています。(画像は一部)
プレリュードを入れてプレイする場合、最初に企業カードとプロジェクトカード10枚を配る時にプレリュードカード4枚を追加で配ります。
そして、各プレイヤーが企業を公開した後にプレリュードのターンがあり、各プレイヤー2枚のプレリュードを使います。
コロニーズ
新しい企業カードやプロジェクトカード(画像は一部)が入っています。
天体タイルが追加されます。(画像は一部)
ゲーム開始前にプレイ人数+2枚の天体タイル(2人プレイ時は例外で5枚)をランダムに選んで、メインボードのわきに置きます。
この天体タイルは、毎ラウンドの終わりに資源が増えていきます。
プレイヤーはゲーム開始時に通称艦隊コマを1つもらいます。
この通称艦隊コマを使って、天体と交易(資源を取得)することができます。
白キューブの下に書いてある数字の分、資源がもらえる。
交易するには
- 電力3個
- チタン3個
- 9M€
のどれかを払います。
また、コロニー建設という標準プロジェクト(17M€)が追加されて、どこかの天体にコロニーを建設することができる。
コロニーを建設すると、そのマスに書いてある資源が即時にもらえて、さらに交易したときにボーナスで資源がもらえるようになります。
※1つの天体には1人1つまでコロニー建設可能。1つの天体には最大3つまでコロニー建設可能。(4人目は置けない)
動乱
このようなテラフォーミング委員会ボードと
命題進行ボードが追加されます。
ラウンド終了時にステップが追加されます。
- 全プレイヤーTRマイナス1
- 現在の世界的命題の解決
- 第一党が新政府になる
- 与党ボーナス
・全プレイヤーTRマイナス1
この拡張では、ラウンドが終わるごとに、全員TRが1下がります。
・現在の世界的命題の解決
毎ラウンドごとに解決するカードがあります。(2ラウンド先まで見れる)
全プレイヤーに影響がありますが、基本的に委員会ボード上の影響力(後述)によって恩恵を得られる。
・影響力
委員会ボード上で、各プレイヤーは最大3の影響力を得る事ができます。
- 議長 1影響力
- 第一党党首 1影響力
- 第一党に議員がいれば 1影響力
ココに自分の議員のコマがあれば影響力を得られる。
第一党は、ボード上で1番議員が多い党で、白いマーカーで示されます。
さらに、その中で1番多くの議員を持っていると党主席に座る事ができる。
ラウンド終了時、第一党の党首が議長になる。(そのプレイヤーは+1TR)(そこにあったコマは全て控えへ)
第一党マーカーは、次に多い党へ(同数の場合は時計回り)
こんな感じで、党が入れ替わっていきます。
どうやって議員を配置するかというと、無料のアクションで出せる議員(1ラウンドに1人だけ)
5金払うアクションで出せる議員(何人でも)が控えにいます。
アクションをすれば、好きな党に出せます。
そこで、党の中で最多になれば、党首交代とかできたりする。
大筋はこんな感じです。
あとは、カードによって自動的に中立の代議士が出てきたり、第一党が政府になるときに、全員にボーナスがあったり、どの政府が政権を執っているかによって、そのラウンドで使えるボーナスがあったりします。
以上です。
レビュー
- ヴィーナスネクスト ☆☆☆☆
- ヘラス&エリシウム ☆☆☆☆☆
- プレリュード ☆☆☆☆☆
- コロニーズ ☆☆☆☆
- 動乱 ☆☆
ヴィーナスネクスト ☆☆☆☆
金星登場!
新しいカードも登場し、バリエーションが増して楽しい。
「スタートプレイヤーがラウンド終了時にグローバルパラメータをどれか上げる」という世界政府によるテラフィーミングはいれた方が良いと思いますw
「長時間プレイしたい人はこのルールは入れなくても良いよ。」とルールブックに書いてあったので、入れずにやったら、めちゃくちゃ時間かかって脳みそが限界迎えたw(何時間やったかw、上の写真はその時の光景w)
ヘラス&エリシウム ☆☆☆☆☆
これはたまらん。
基本セットでちょっとマンネリしてきたときにボードが変わると印象がガラリとかわります。
もちろん配置ボーナスも変わるけども、称号、褒章が全然違うのがでかい。
全然狙いや、やることが変わってくるし、ボードが違うと全然違う戦いを感じることができる。
ちょっと内容物がボード1枚の割には値段が高いような気がするけど、楽しめるかどうかを考えると十分な価値がある!w
プレリュード ☆☆☆☆☆
スタートダッシュの仕方が各々変わるので、リプレイ性が増します。
毎回初期が違うって感じになるので、やるたびに状況が変わって面白みが増す。
もともとの面白さをほぼ変えることなくバリエーションを増やしてくれる。
コロニーズ ☆☆☆☆
交易するという新しい選択肢が生まれる。
しかも、結構1ラウンドに1回はしたくなるバランス。(しないときつい)
ちょっと場合によっては交易が強すぎる場合もある。
資源調達が若干楽になるような気がする。
入るコロニーによって、ゲームがガラリと変わる場合もある。
カード入手できるプルートとかあるとカードを撃ちまくれる。
個人的には、M€が手に入る月が一番好き。
動乱 ☆☆
正直なところ、難しすぎるw
テラフォーミングマーズはタダでさえ考える事が多すぎるのに、こんな複雑な議員まで見てられない・・・
それも、指し手を考えるというより、カードとか中立の議員の動きとかボーナスの得方とかが複雑で処理するだけで疲れる・・・
の割に、ボーナスはゲームを大きく変えるかと言うと、ちょっと変える(3金貰えるとか)くらい。
うーん。上級拡張とあるが、おれにはちょっと複雑になり過ぎるように感じました。
ゲーム時間ももともと長いのに、さらに長くなってもう限界だよw
上記のやつを全部入れても脳みそに余力のあるプレイヤーには良いのではないでしょうかw
オススメ順
個人的なオススメ順は
ヘラス&エリシウム → プレリュード → ヴィーナスネクスト → コロニーズ → 動乱
です!
テラフォーミングマーズは基本セットの時点でかなり面白いボドゲだと思います。
ヘラス&エリシウム、プレリュードはそうでもないのですが、ヴィーナスネクスト、頃ニーズ、動乱を入れると要素が増えて複雑になります。
いきなり入れるのではなく、基本を何度かやってから一つずつ入れていくのをオススメします!
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