こんち!麻雀大好きキリンノックスです。
おれが麻雀をもっとも打っていた時期・・・それは・・・15~17年前。(2007年前後)(え?16年前?おれどんだけおっさんになっとんねん。)
ちょっと自分が16年前に麻雀打てる年齢だったことに驚いている30代のおっさんですこんにちは。
16年前、学生だったおれは来る日も来る日も麻雀を打ちまくりました。
友達の家に集まって毎日打っていました。あの日々は楽しかった・・・。
いや、そんなことはいい。
当時から「赤牌」それ自体は、麻雀セットに入っていましたが
「この赤い牌なんに使うんだろーね?w」
「なんかドラとして扱うらしいで」
「マジかwwそりゃドラ増えすぎだろww」
みたいな会話が行われるくらいの存在感であり、当然私もいつも赤無しで打っていました。(というか当時私の界隈は「赤有り」「赤無し」とかをいちいち考えないほど「赤無し」が基本でした。)
試しに赤ドラを(ふざけて)入れて打ってみても
「こりゃー点数がインフレしすぎだなw」
みたいな感じですぐに赤無しに戻していました。
それから月日は流れ・・・最近は麻雀はご無沙汰していました。
そして、久しぶりに雀魂というアプリで麻雀打ったところ
「え?赤入りが主流なの???というか、赤無しの卓ないん???」
というカルチャーショックを受け、今この記事を書いているわけなのであります。
赤ドラっていつから主流になったんだ・・・
というわけで、私がちょっと(12~13年くらい)麻雀から離れているうちに、世間はすっかり赤無しから赤有りが主流に変わってしまっていましたw
当時(2007年ごろ)、仲間内で遊ぶときはもちろん、ゲーム機で麻雀ゲームをしても、ネット麻雀を打っても赤は入っていないことが多かったと思います。(お恥ずかしながら雀荘で打ったことはありません)(&私個人の観測範囲ですw)
というわけで、まずはネットを漁って赤ドラに関する記述を探し、いつ頃赤ドラが台頭してきたのかを調べることにしました。
1964年に赤ドラが初めて作られたそうな・・・
大阪のミズノ丸一という会社が1964年の東京オリンピックを機に初めて赤五筒2枚を製造したことが取材によって判明している
1998年11月08日のコチラのサイトに赤ドラはあまり採用されていないの記述。
フリー雀荘を主体とした話ではなく、それ以外の場での話だ。 会社の同僚と酒を飲んだ後で囲む時、学生が下宿でこたつの台を裏返して囲む時、正月に家族や親戚と囲む時、あるいは何らかの競技会や大会で囲む時、(中略)こんな時に『赤ドラ』はどれくらい皆を楽しませているのかというと、その実、ほとんど役立っていないというか、あまり採用されていないようなのだ。
あまり赤ドラ入りが主流ではなかったっぽいです。
しかもこの記事の主題を見るに、このころは赤ドラが嫌われていた時代かもしれません。
おいおい、裏ドラを付けるのはイイのに、赤ドラがダメなのは一体どういうわけだ~っ。
どうして他の要素よりも、赤は嫌われているのだろうか。
と思ったら、雀荘で赤が流行っているという記述もありました。
巷のフリー雀荘では赤はもう大はやり。
1998年にして既に過渡期?・・・
2004年04月26日の記事で、「赤ドラ」が一般的なルールという記述発見。
一発・赤ドラ・裏ドラあり、オカ・ウマありの最も一般的なルールを採用しています。
リーグ戦といえば、一発・赤ドラ・裏ドラなしの競技ルールを思い浮かべる方も多いと思われますが、
プロ麻雀協会の記事なので信憑性が高そう。
2004年12月12日に発売された「麻雀格闘倶楽部」に対し、2005年10月21日の記事で「赤ドラ入りのルールで豪快だ」という記述。
「麻雀格闘倶楽部」の基本ルールは実に豪快。喰いタンあり、二翻縛りなし、三家和流局なし(トリプルロンあり)、カン裏あり、赤5ピン2枚、赤5萬1枚、赤5ソウ1枚がそれぞれ入っていて、ハコ割れトビあり、である。すなわち超高確率でドラが使用されるために手役の点数が上がりやすく、そんなこんなで満貫だの跳満だのが飛び交っているうちに、誰かがハコ割れに陥ってトビで終了という豪快な展開になりやすい。
2006年03月16日に2ch(現5ch)のスレッド「赤牌が麻雀をつまらなくした」
赤牌が普及したせいで
すっかり麻雀の面白さは一気に半減してしまった
全部は読んでませんが、既に赤ドラが普及していた模様。
雀荘のホームページで2011年11月に赤ドラを導入する記述を発見!
11月赤ドラ導入! 2011/11/01
お待たせしました!
ノーレートフリーコーナーにて
かねてよりお客様からご要望の多かった
赤ドラを11月より導入致しました
「かねてよりご要望」ということは結構すでに流行ってるようですね。
同じサイトのコチラのページも
平成23年=2011年から赤ドラルールという記述あり。
2012年9月23日、雀荘のブログに「ほとんどの雀荘は赤牌を入れている」とありました。
うちの お店を 含め ほとんどの フリーの麻雀屋では 赤牌などを入れ インフレ的な ゲームにしています
2012年12月21日の記事に「DORA麻雀」というオンライン麻雀に赤ドラ導入の記述。
DORA麻雀に赤ドラが導入されました。
選択式で赤無しも選択できたようです。
2014年5月10日ヤフー知恵袋に「なぜ現代麻雀は赤入りが主流になってしまったんですか?」という質問あり。
なぜ現代麻雀は赤入りが主流になってしまったんですか?
すっかりスピード重視の鳴き麻雀になってしまい、淡白な対局が増えた気がして少し寂しいです。
これは実際の麻雀に限らず、ネット麻雀も同様ですね。
みなさんは赤入り麻雀は好きですか?
この文章を読むと、この頃はもう実際の麻雀もネット麻雀も赤入りが主流になっているようです。
そして、最後に、ネット麻雀「天鳳」の過去ログを眺めてみると
一番古いログで、2006年には赤有りが6割ぐらいのようです。(すでに高いw)
2007年には7割、2008年は8割、そして2009年にほぼ10割が赤入り麻雀で打たれています。(100%ではなかったため、赤無し選択はできたと考えられる)
以上のことから、赤ドラは1964年にはじめて作られ、1990年代から2000年代にかけて徐々に普及していって、2010年代には雀荘やネット麻雀含めほとんど主流になっていたと考えられるのではないでしょうか。
まぁ、何かの商品と違って、ある日に発売され、その日から全面的に流通したというわけではなく、ルールですから、赤無し → 赤有りに変化するのにかなりの時間(10年単位)がかかり、徐々に変化して行ったものだと思われます。
運ゲーと面白さは比例しない。
最近赤無し麻雀って流行って無いのか・・・寂しいな・・・
そんなわけで、まず私の主張を。
「運ゲーと面白さは比例しない。」と思っています。
ネットやらSNSを見ると「赤有りの方が楽しい」と「赤無しの方が楽しい」の双方の意見があり、その双方のよくある主張が
- 「赤有りは運ゲーだから赤無しの方が楽しい!」という主張と
- 「赤無しは運ゲーだから赤有りの方が楽しい!」という主張ですw
完全に相反しとるw
「運ゲーかどうかは実力介入がどの程度あるかである」みたいな議論も見かけました。
- 「赤有りの方が実力介入がある。」
- 「赤無しの方が実力介入がある。」
やはりどちらの意見もあって、どちらが正しいかわからんw
赤有り無し、どちらが運ゲーなのかは次の項で考察しますが、そもそも「運ゲーだとつまらないのか?」というところが私の言いたいところです。
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例えば、ビンゴってありますよね。
数字が読み上げられるので、その数字の穴を開けていくアレです。
あれって完全に100%運ですよね。
でも一定数「楽しい」と思う人がいる。(私も結構好きです)
黒ひげ危機一発とかも完全運ゲーですが、今も愛されるおもちゃですよね。
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また、「100%が実力(実力介入が最大)の方が楽しい」という意見もあると思います。
ごもっともですw
そう思う人は、運要素の無い、将棋や、スポーツなどをやれば良いと思います。
盛上将棋駒 大竹竹風作 御蔵島産本黄楊 虎斑 菱湖書 ※桐平箱付き【現品1点限定】
そもそも、麻雀自体が運9割とか運8割とか言われているので、どちらにせよ結構運ゲーですw
というわけで「実力介入があった方が楽しい(運要素が少ない方が楽しい)」という意見も、麻雀に対して言ってる時点で「多少の運要素は残した方が楽しいよね」っていう部分では同じ穴のむじなだと思いますw(そうでなければ麻雀が好きなわけないですからw)
赤有りも赤無しももともとかなりの運ゲーである麻雀のバリエーションなわけですから「運ゲーだから面白くない」は思い込みかもしれませんねw
そこのところは以下の動画が参考になると思います!
この動画の「麻雀でどんな能力を競いたいか、つまり、麻雀のどういうところに魅力を感じるのかが人によって違う」的な結論がめっちゃ納得ですね。
というわけで、あとで赤無し麻雀の魅力を書き散らしたいと思いますのでよろしくお願いしますw
赤有り麻雀が運ゲーであることの証明?(失敗)
さて、個人的には「赤有りの方が運ゲーでは?」って思いがあります。
なぜならーーー「赤ドラ引いたもんがちじゃん」っという思いがあるからです。
そこで、統計ソフトを使って、「ドラ通常4枚」と「赤プラス3枚の計7枚」で配牌シミュレーションを行い「配牌に何枚ドラが入っているのか」をシミュレーションしたいと思います。
シミュレーションの回数が少ないとドラが偏ったりしますが、回数を増やせば4人に均等にドラが配分されるようになります。(つまり1人あたりに配られるドラ数が期待値に収束していく)
これを数学用語で「大数の法則」と言いまして、この大数の法則を用いて、ドラ4枚とドラ7枚がどのような感じで期待値に収束していくかシミュレーションしてみたいと思います。
コードはコチラです。
コードの説明がコチラ
いざプロット!
ドラ4枚のときの配牌の平均ドラ数のグラフがコレだー!
ほらね。
最初は平均ドラ枚数にブレがありますが、回数が増えるごとにある値に収束していく「大数の法則」が確かめられますね。
ついでにドラ4枚の麻雀での配牌においての枚数の期待値が0.3~0.4枚の間あたりということもわかります。
計算してみたところ、期待値は0.38枚付近だったので、横線を入れてみます。
うむ。やはり収束していますな。
さて、続けてドラの枚数を7枚に変えてグラフを生成してみます。
お???
ごく最初のブレこそ大きいもののその後のブレ方はあまり変わらないように見えますね・・・
ついでにドラ7枚だと配牌に置けるドラ枚数の期待値は0.7枚付近ということもわかりますw
計算したところ、期待値は0.67枚だったのでまた横線を追加。
さて・・・このグラフを重ねてみましょう。
コレだー!!!
うおーーー!!!
もちろん赤線=赤有りで、黒線=赤無しですね。
コレを見る限り・・・同じレベルで収束していそうですね・・・
どちらもだんだんブレが少なくなってきて、最終的には期待値に収束しています。
つまり、おれが思っていた「赤ドラ引いたもんがちじゃん」という論理は破綻し、赤があろうとなかろうとたくさん打てばドラは均等に配分されることに違いはないという結果に・・・
何度か出力してもやっぱり見た目上あまり差異は見られないですね。
大体200局くらいでブレが少なくなってきているように見えます。
半荘1回で10局くらいは打つから、20半荘もやれば大体ドラは等分されるという結果に・・・
ちなみに対象を赤ドラのみ(3枚)に絞っても上のような結果になりました・・・
「赤ドラとか運ゲーじゃん」って言ってすみませんでした。
おれが考える赤無し麻雀の魅力
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というわけで「赤ドラ引いたもん勝ちだから運ゲー」という論理は破綻しましたw
実力介入性に関しては、正直よくわからないですw
多数の対局者が300局くらい打ったあとのスコアの分散とかを計算すれば良いと思うのですが、データも無いw(やる気ももはやないw)
というわけで、ここから先は先程紹介した動画の中でも言及されていた「麻雀のどこに魅力を感じるか」を、熱く語りたいと思います。
実は私は(もうバレてると思いますが)「赤無しの方が面白い派」で、この記事を書いているのは「最近の麻雀、完全に赤ドラが主流になってるけど、赤無し麻雀も面白いんだぞ!!」という思いが生じたからでありますw
↑コレがおれの持ってる麻雀セット。赤牌は使わないのでセロハンテープで止めてますw
わかってるんだ・・・時代は完全に赤ドラの時代だと・・・
自分が赤無しに拘る老害っぽくなってしまっていることはわかっているw
というわけで、特に赤ドラ好きの人はこの後の文章を「赤有りルールに馴染めなかった老害の戯言」として読んでください。
赤有り=手役の価値が低い&鳴きが多い
一番赤有りで馴染めないのはここです・・・
赤有りは、手役の価値が相対的に低く、鳴きが多い。
この事実に関しては異論ないと思いますw
やっぱ麻雀って役作りが醍醐味だと思うっちゃうんですよ。
でも赤有りだと・・・
- 断么九ドラドラ赤ドラ!(8000)
- ホンイツドラ赤ドラ!(8000)
- 中ドラ3!(8000)
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「とにかくあがるために1役が必要」で、打点はドラ頼みという感じがする・・・
赤ドラによって打点が上がるために、とにもかくにも「あがること」が大事になりすぎて、鳴き麻雀になる。
赤無し麻雀だと 「鳴きの速くて安い手」 VS 「面前のじっくり作る遅い手」 みたいな構図があると思うんですよ。
この「速さ」と「打点」の戦いもアツくて好きだし、自分で方針を選択するときに「速さ」を取るか「打点を取るか」というジレンマも好きなんですよね。
それが・・・赤有りだとこの構図は完全に崩れ、ほぼほぼ毎回「鳴きの速くて高い手」のプレイヤーが出てくるんですよ・・・
「速くて高い手」のプレイヤーが出現すると「手役打点重視の面前の遅い手」はもうほぼ勝ち目が無いように感じ、コチラもやはり「速くてそこそこ打点ある」という方針を選ばざるを得ない・・・
遅い跳満よりも速い満貫の方が確実に強い気がします。
鳴きは本当に速いですからね。
赤無しではほとんど起こらない後半全員鳴いてるみたいな展開もよくある・・・
この「速いが安い」VS「遅いが高い」の戦いが無いのが自分的に一番馴染めない・・・
役の価値が相対的に下がるのも自分的にかなり馴染めない・・・
特にチャンタw
配牌でチャンタっぽい手が入っていても「でもチャンタ(面前)2役・・・鳴いたら1役か・・・赤引けば1役じゃん」という思考が拭えず、チャンタを狙う価値が無いように感じる。
一通とか三色を狙うもやっぱり途中で「まぁドラ引けばいっか」となって、役を見限ることになるのが多い。
ここに於いて、赤無しにあった「牌効率を取るか手役を取るか」というジレンマが消滅しているように感じる。(大体の場合、後の赤引きに備えて牌効率を取ることになる)
赤無し = ダマテンが光る
いやー、おれ、ダマテンが好きなんですよね・・・
タンピン三色(7700)や、純チャン三色(8000)、チャンタドラ1(5200)、チュンホンイツ(8000)などをダマで上がった時めっちゃ嬉しいし、そういうプレーをするプレイヤーを見ると上手いなー!!って思います。
しかし、赤有りだと、まず鳴きが主体になるので、そもそもダマテンするような展開が減る上に、たとえめっちゃ苦労してダマテンタンピン三色(7700)を上がったとして、チュンドラ3(8000)以下の価値しか無いなんて・・・
ダマテンして上手く8000を上がったとしても、結局赤有りだと鳴いても8000行けちゃうので、ダマテンより鳴きの方が(速いため)強いってことになっちゃうんですよね。
そうなるとダマテンより鳴いた方が強いですよね・・・
赤有り = 鳴き手のテンパイ気配と打点が読めない・・・
これはおれの経験不足もあると思います。
赤無しだと、やっぱりみんな鳴かずに手を作るのが主体になるので、後半の一副露とか、二副露はもう張ってるかなーという気配を察知できます。
っで、捨て牌とかの様子で鳴き相手の打点を読んで、押すか降りるかみたいなところで考えることになります。
しかし、赤有り・・・序盤から役牌の1鳴き当たり前で、19字牌がまだ全然出てくる段階からの断么九狙いの鳴きみたいのが多く(私も赤有り打ってて確かにやりたくなります)、鳴きプレイヤーがいつ張ったのか全然わからない・・・運が良ければ速く張ってるだろうし、鳴きすぎて貼れないなんてこともあるかもしれない。(もちろん手出しでアノ牌が出てきたなーとかは見てます)
この「いつ張ったか読まれにくい」という点で、鳴きは更に強くなっているように感じます。
ダマテンの「張りがバレにくい」という強みも「鳴き麻雀」にお株を奪われている。
あと、打点も読めない。
例えば鳴きホンイツなんかはドラがその色に絡んでなければ大体何点なのか読めます。しかし、赤がある限り3900なのか7700なのか読めません。
コレでは打点はほとんど読めてないのと同じです。
よく「赤有りには押し引きがある」と皆さん言っていますが、個人的には押し引きは「相手が張ってる感覚があり、しかも打点も大体予測できたとき、自分の手と相手の手を比較し、押すか引くか」という判断をするのが楽しいです。
「相手はホンイツの3900あたりで、こっちの手は満貫だから、押す!(危険牌を通す!)」という押し引きがしたいんですが、赤有りだと全部の手が(リーチも含め)8000以上に見えるので大体の場合降りることになります。(というかおれはそうなってしまっています。)
詳しく言うと、相手が3900点で自分が8000点であれば、期待値的に2倍の点数があるので、たとえ待ちが悪く、あがりやすさが相手の2分の1でも押せることになります。
つまり、相手が3翻で、コチラが4翻なら押せる!って感覚です。
しかし、赤ドラが1枚あると3900は7700にシフトします。
7700張ってる相手にさっき同じ比率で押すには倍満が必要です・・・
つまり、4翻の相手に上がり目が薄い手(上がれる確率2分の1)で喧嘩売るには8翻必要ということになります・・・
赤有りだとリーチされれば満貫に見える・・・そして、相手が満貫張っているのに押すのは、自分の上がり目がかなり良いか打点もかなり高い場合なので、そうそう無いように感じます。
つまり、私の体感的に「赤有りの方がベタオリ路線が多くなる」ということです。
「赤有りは殴り合いが楽しめます」と言われているのを見ましたが、それは別の局で何度も8000を上がりあう殴り合いで、私はむしろ「相手の3900を8000で押し返せる赤無し」の方が殴り合いを楽しめると思ってしまいます。
そして、さらに打点が読めないことによって「差し込み」もできない。
差し込みとは、大物手のプレイヤー(A)がいるときに小物手のプレイヤー(B)にわざと放銃することであります。
赤無しだとときおり差し込みが有効な場面があって、差し込みをキメるとめっちゃ上手いなって感じがします。
赤有りだと・・・まぁほぼ差し込みが有効な場面はありませんでした・・・
差し込み相手に選ばれるのは大体「鳴き断么九」とか「役牌のみ」みたいな相手になることが多いんですが、鳴き断么が8000だったり役牌が8000だったりしたら差し込めないやろ・・・8000までいかなくても3900に差し込むのもかなり痛いぞ・・・
差し込みってかなりの高等テクニックだと思うんですが、赤麻雀で差し込みは見たことがない・・・
淘汰される赤無し麻雀
というわけで・・・ここまでをまとめると私から見た赤ドラ有りの麻雀は
- 手役の価値が低いのがやるせない。
- 鳴き麻雀が好きになれない。
- 「鳴きの速くて安い手」 VS 「面前の高くて遅い手」というジレンマがない。
- 「牌効率」 VS 「手役重視」というジレンマがない。
- チャンタさんがかわいそう(笑)
- ダマテンの技が光らない。
- 鳴き手のテンパイ気配と打点が読みにくいので押し引きの焦点がぼやける。
- 打点が読めないので、相手の手が全て8000点に見え、ベタオリが多くなる。(押しと引きのジレンマがない。)
- 打点が読めないので差し込みができない。
こうしてみると、赤ドラが好きになれない点は、どちらかというと「点が高くなる」というより「打点が読めない」の方が重要な気がしてきます。
マジで赤有り打ってると相手が実際にあがるまで相手の点数が全然わからんw
安いと思ったら高いはもちろん、高いと思ったら安いということも赤無しより多くなるイメージ。
そして、赤無し麻雀の実力介入性に関しては逆のことがそのまま言えると思います。
- 手役作りの能力
- 「速くて安い手」「遅くて高い手」のどちらを選択するかの判断力
- 牌効率と手役のバランスの選択能力
- チャンタを作る能力(笑)
- 「リーチするかしないか」という場面が赤無しの方が多いし重要。
- 相手の打点を読む能力。
- 打点を読んだ上で押し引きを判断する能力。
- 打点を読んだ上で差し込む能力
ちなみに、赤有りに関しては・・・私は「赤有り」の経験が少なすぎて赤有りの実力介入性はどこに勘所があるのかよくわからないので、ここに書くことができません!(そもそも赤有りの実力が無いからw)
なんとなーく思うのは、みんな放銃率をかなり気にしてるかなという気がする。というところです。
やっぱり満貫が飛び交うので、放銃しないのが重要っぽいですね。
ホント、赤有り放銃して3900とかだとむしろラッキーなレベルに感じますからねw
赤無しのように2000や3900に何度か放銃しても12000でチャラ!みたいな戦い方はできなそうです。(上の押し引き、殴り合いの話とも矛盾しない)
まぁ赤有りに関しては私よくわからないのでトンチンカンなこと言ってたらすみませんw
ぜひ赤有りで育った赤ドラネイティブの人はコメント欄にいろいろ書いてみてくださいw(筆者のメンタルは豆腐なのでぜひ優しい言葉でご教授お願い致しますw)
しっかし、もはや昨今の状況を見ると赤無し麻雀は「絶滅危惧種」のような気持ちになってしまっていますw
明らかに淘汰されるのは赤ドラではなくて、赤ドラに馴染めないおれ・・・
なぜこんな事になってしまったのか・・・
以下考察。
赤無し = 脳汁が出ない
というわけで、筆者は赤有り麻雀の経験は浅いわけで・・・まぁ赤有り麻雀の深いことはよくわからないわけなんですが・・・
脳汁の出方が違うよねw
そうは言っても、普通の五を引くより赤五を引いたときの方が嬉しいよねww
やっぱ嬉しいんですよね赤ドラを引いた瞬間って・・・
配牌も配牌ドラ1より配牌ドラドラの方が脳汁出ますよね。
抗えないこのドラの魔力・・・
あと「あがり」もやっぱり、2000をあがるより3900,3900よりも8000上がる方が気持ち良いですよね。
赤無しから赤有りに踏み込むと8000が出まくる環境は体に悪いくらい刺激が強いですw
逆に赤ドラネイティブの人が赤無しを打ったら打点の低さに吐き気がするのが容易に想像できますw
マジで赤有りの後赤無しやると打点の低さが苦しいw
もちろん相手の打点も下がってるので、同じ条件なんですが、どうも脳みそがソレを認識できんようですw
本当に赤無しは地味、赤有りは派手・・・
赤無しの方が「我慢する」みたいな場面が多いような気がします。
まず面前(打点)を維持するために「鳴き」を我慢する必要がある。
鳴ける牌をポンチーせず見送るのはたとえそれが正しいと思っていてもストレスがたまりますよね・・・
それに対して、ドラが手に貯まってて役牌を1鳴きできる赤有りの状況の方が絶対ストレスが少ないだろw
コレは赤無し麻雀絶滅するわな・・・
赤有り=回転が速い
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タイムパフォーマンスが重視される昨今・・・
1局1局は速くインスタントに決着した方が楽しい。
長い時間かけて1000、2000を取り合うよりスピーディーに8000で殴り合ったほうが速いよねw
最近おれも時代のせいなのか歳のせいなのかわかりませんが、映画とか2時間集中できないw
ネット麻雀とかもスマホとかでポチポチやる場合は半荘が短いほうが好まれるのが想像できます。(空き時間とかでも打てるし)
あとは雀荘とかも絶対回転速い方が儲かるよね・・・
今赤が主流なのにわざわざ赤を抜く理由は皆無・・・
逆転可能性について
「赤無しは逆転できないからつまらん」という意見を目にしました。
果たしてそうでしょうか?
詳しくはわからないですが赤有りは点数が高い方にシフトしています。
「赤無し麻雀で親跳満(18000)なんて上がられた日には逆転不可能、赤有り麻雀だったら18000くらいなら取り返せる」という論理はおかしいような気がする。
なぜなら「親跳満(18000)」は赤有りだったら「親倍満(24000)」になっているかもしれないからだ。
比べるべきは「赤無しの親跳満」の強さと「赤有りの親倍満」の強さではないか。
赤有りでも24000取り返すのは難しい・・・飛ぶし・・・
あ、そうか!
「赤有り麻雀は点数がインフレしているので、逆転可能性がなくなるころには飛んでる。」という仮説はどうだろうか。
点数はインフレしているにもかかわらず最初の持ち点は赤有りと赤無しで同じことを考えれば確かに「飛んでいない状態」での逆転可能性は赤有りの方がある!
赤有りに於いて逆転可能性がないくらい点差がある = すでに飛んでいると・・・
お前はすでに飛んでいる・・・
コレは利点とも考えられますね。
確かに赤無しの終盤で点差が大きい状態はつまらなくて「いっそ飛びたい・・・」って思うことありますから。
その点、インフレしている赤有りであればデカい手に当たったら飛んじゃって、すぐ仕切り直しで新しい勝負を開始できる。スピーディー。
そう考えれば「赤有りの方が最後まで逆転可能性があって楽しい(逆転可能性がなくなったころには飛びで終了しているため)」というのが正しい気がしてきます!
赤無し麻雀は美しい
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最後になりますが、完全におれの主観w
赤が無い方が美しくないか?・・・
中学のときに初めて麻雀牌に触れてその物体的な美しさと数学的美しさに心打たれたのを思い出します。
全ての牌が4枚ずつって美しい。
マンズピンズソーズ3色の見た目の個性も最高ですね。
完全に主観ですが、上がった手も赤が入ってないほうが美しく見えます。
言いたいことは以上です。
お読みいただきありがとうございました。
どうしてもどこかでおれの赤無し麻雀への思いを放出したかったんですよね。
- おれは赤有りの方が好きだ。
- 赤ドラを馬鹿にすんな。
- この昭和脳野郎。
などの反論が考えられますが、異論は認める!w
この記事は赤有り麻雀を否定するものではなく「おれは赤無し麻雀が好きなんだ」という好みの主張と考えていただけると幸いですw
よもや、自分が麻雀における少数派になるとは思ってもみなかったw
もはや赤無し麻雀の普及活動をしなければいけないレベルだ・・・
今日から赤無し麻雀愛好家を名乗りたいと思います・・・
まぁおれがこのネットの片隅で赤無し麻雀の魅力を語っても、もはや赤無し麻雀の絶滅を食い止めるのは難しいでしょう・・・
時代の流れには抗えませんな。
親愛なる赤無し麻雀
おれが愛した赤無し麻雀よ
おれはいつまでもおまえのことを忘れない
終わり。
コメント
いつも楽しく読ませてもらっています。
巷の「赤あり、赤なしの面白いところ、優れているところ」のお互いの主張を見るに、そんなのどっちも言えるよなーって思ってしまいます。
今回のでいうと
・「牌効率」 VS 「手役重視」というジレンマがない。
→「牌効率」 VS 「手役重視」というジレンマがない。(赤あり派から見ると手役重視すぎるという意味において)
・鳴き手のテンパイ気配と打点が読みにくいので押し引きの焦点がぼやける。
→鳴き手のテンパイ気配と打点が読みやすすぎるので、押し引きが単調になる。
・打点が読めないので、相手の手が全て8000点に見え、ベタオリが多くなる。
→打点が低く見えるので、ゼンツが多くなる
みたいな。
かくいう私は「赤なし」ルールで遊んだときは「全然打点伸びなくて淡白だな~」なんて思ってしまいましたが、三麻は大味だと思ってしまったあたり、慣れとか好みの問題なんでしょうね。
※上記とは関係ありませんが、こちらのブログきっかけでガイアプロジェクト購入し、友人と楽しく遊んでおります。いつも良い記事ありがとうございます。
匿名さんこんにちは!いつもありがとうございます!
おっしゃる通りですw
実はこの記事を書いたあと、赤有り麻雀を打ってみたのですが、なんか結構面白かったですw
この記事を書いたことで赤無し麻雀への未練が断ち切られて新たな気持ちで赤有りを打てたのだと思いますw
結局赤有り無しで「ジレンマを感じる瞬間」が違うだけで両者とも全然面白いんですよねw
赤有りは特に「チャンタに行くか行かないか」のジレンマはほぼありませんでした。(大体の場合チャンタなんかやらないほうが良い。)
しかし、赤有りには結構「鳴くか鳴かないか」のジレンマが強くてコレが結構面白かったです。
サンマは打点の高さがもはや異常レベルで、まぁそれはそれで面白いんですけど、やっぱ大味感ありますよねw
極論言えば打点が上がりすぎると全部の手が同じような点数になってドンジャラ化してさすがに面白くないですよねww
ありがとうございます!!
ガイアプロジェクト良いですよねー。もはや麻雀より運要素が限りなく少ないガイアプロジェクトの方が優秀(面白い)なんじゃないか?www
また読んでください\(^o^)/