皆さんこんち!
ボードゲーム大好きのキリンノックスです。
最近はボードゲーム大好きな人が増殖しすぎて、「ボードゲーム大好きのキリンノックスです」と自己紹介してもあまりアイデンティティが主張できなくなってる気がしてきました。
さて、そんな昨今、話題なのが・・・「キングメーカー問題」ですねー。(イエーイ!!パチパチパチ!!Youtube風に音声を足しておきます)
長考問題、奉行問題、インスト問題と言えばボードゲームの三大問題(今決めた)ですが、そこに並べて四大問題となってくるのがキングメーカー問題です。
すでに
長考問題
奉行問題
インスト問題
について、私はこの広いネットという海原にすでに一石を投じております。
I threw a stone ってことですね。
いや、すでに一石を投じ終わっている。
I have thrown a stone って感じですね。
一石を投じ済み。
すでに投げやりに解決済み。槍を投じ済み。
I have thrown an arrow.
本題に入る前に意味わからなくなってきた。
早く本題に入ろう。(意味わからんこと書いてるとページを閉じられるw)
というわけで今回はキングメーカー問題についての個人的意見を述べたいと思います。
ちなみに前提としておれはエンジョイ勢です。
ちなみにこの記事はほとんどネタです。
キングメーカー問題は本当に問題なのか。
さて、いきなりコペルニクス的転回を見せております。
説明しよう!
コペルニクス的転回とは
発想を根本的に変えることによって、ものごとの新しい局面を切り開くことのたとえ。
的な転回の事である!
そもそもキングメーカー問題というのは何かという私の認識を発表しておくと
だと思っています。
そして、ここでさらに私の基本的スタンスを表明すると
っですね。
コレは私個人の考えですので、OKっというか、ぶっちゃけ
という意味ですねw
つまり、私個人の考えとしては
という事でこんな事はそもそも問題にならないと考えています。
では何が問題かと思っているか、というと、あるとすれば
ですかね。
なぜなら、ボードゲームは「勝敗にこだわる」という性質よりも「みんなで楽しむ」という性質を持った単なる「遊び」だからだと思うからです。
まぁそんなひどい人に会った事ないんですけどねw(仮想敵ですw)
というわけで、私の結論は
です。
以上です!
~ 終 ~
・・・
以下蛇足。
蛇足的考察
さて、という訳でおれ的にはもう結論は出てしまったので、ここからは蛇足となります。
終わってから本編が始まるスタイル。
こんな展開ファンタスティックビースト。
なぜすでに結論が出たのにブログを書くのをやめないかというと
暇だから
一石を投じるのが趣味だから
ブログを書くのが趣味だから
何か考察しないと気がすまない性格
・・・ええと、ボードゲームのメカニクスの深淵を覗きたいからですね(キリッ
エンジョイ勢とガチ勢の派閥
アークライト メナラ 完全日本語版 (1-4人用 45分 8才以上向け) ボードゲーム
というわけで、私としては「どんな風になって決着がつこうとも面白いよw」というエンジョイ勢なわけです。
そして、先程書いた「ルール内であればどのような手もOK」に関してですが、マナー的にはどうかという問題点もあります。
私個人の考えでは
という考えです。
しかし、「マナー」というのは、結構人や場によって考え方や許容度が異なります。
ハンバーガーを手づかみで食っても、誰も不快にならないと思いますが、高級料理店で、手づかみで料理食ってたら同卓者はちょっと不快かもしれない。
ボードゲームバーガー アップ (Burger Up) [日本語訳付き]
wikipediaの「マナー」を参照すれば
ある国では美徳とされていることが、他の国では不快に思われることもある。「テーブルマナー」を例にすれば、日本では食事の際に飯椀を持ち上げて食べることが一般的であるが、逆に皿を食卓に置いたまま箸や匙、フォークを用いるのが一般的とされる国もある。
というわけで、(ボードゲームデザイナーではなく)プレイヤーサイドから見た「キングメーカー問題」は「マナーの問題」であり、「マナーの問題」は同卓者や個人個人の考え方、場の雰囲気、文化によって許容度が変化する性質があるもんだと思うのですよね。
ボードゲームであれば「こういう行為はみんな不快だよね」っていう指標がそれほどまでに確立してないので、結局は個人個人のお気持ち(不快or不快じゃない)を表明するしかないという思いで、おれが今一人分のお気持ち表明を書いてるわけです。
よって上記の「キングメーカーになってしまったらどんな手を指しても良いじゃん」っというのはあくまでも私個人の意見ということになります。
いやー、マナーってなんなんでしょうね・・・難しいですね。
個人の意見の集合体なのでしょうか。
多数決?
というわけで、読者の方が他の意見を持っているのももちろん自由です。
他の意見で良く見るのが「せっかく自分がトップ争いをしているのに、3位の気分によって勝負が決まってしまうとつまらない」というガチ勢的な意見です。
まぁ気持ちはわかるよ・・・おれもゲーマーのはしくれだからね。
気持ちはわかるが、その不快の矛先をキングメーカーになってしまったプレイヤーに向けてはいけないと思う。
なぜかというと、詳しくは後述しますが「自分じゃないどちらを勝たせるか」という選択肢には合理的理由など生まれようもないと思うからです。
というか、そこにゲームのシステム上の合理的理由があったら何も問題が無いよね。
指し手の理由が「お前にあのカード取られたから」みたいな私怨みたいな理由だったり「なんとなく」みたいな理由だから気に入らないんだろうけど・・・
で、もし「キングメーカー問題が起きるとゲームがつまらなくなるから興ざめだ」と思うプレイヤーがいるのならば、その人は「哀れにもキングメーカーになってしまったプレイヤー」に矛先を向けるのではなく、そのような事が起きないゲームをやる方向にシフトするしかないと思う。
キングメーカーが起きにくいゲームか、2人プレイする方向ですかね。
そもそも、終盤の最後にキングメーカー問題が発生してしまうようなゲームは、多かれ少なかれ、そこまでも小さなキングメイクの積み重ねなのだと思う。
どちらに道を伸ばすか、誰から資源を奪うか、誰の狙っている場所を取りに行くか。
インタラクションを含有するゲームは終盤の1手でキングメーカー問題が露見しているだけで、実はプレイそのものがキングメーカー問題のような色をはらんでいる場合もある。
・・・例えば、3人プレイのゲームがあって、序盤からAとBが共闘し、Cを叩き潰せば、実質的に相手は一人になるので、勝つ確率が上昇するという共闘プレイが合理的プレイになる場合もあるかもしれない。
もし、ゲームに於ける「指し手の合理性」にこだわるなら、自分が叩き潰されるCになることも許容しなければいけないような気がするけどどうだろう?
常に1位を目指すべきなのか?1位以外は負けなのか?2位じゃ駄目なのか。2位の価値は?
さてさて、キングメーカー問題が話題に上がるとき、一緒に「1位を目指すべきなのか」のような話題が上がるのを目にします。
コレについての私の考えは
「ほとんどのゲームでは、1位を目指すべきで、2位以下は全員負け」
です。
なぜならば「ルールブックに書いてあるから」です。
私の経験上。ほとんどのルールブックの最後に書いてある言葉はこうです。
「勝利点が1番多いプレイヤーの勝利です。」
もう一度言おう。
「勝利点が1番多いプレイヤーの勝利です。」
つまり、2位とか3位とかはもはや言及すらされてないんですよね。
じゃぁ2位や3位はどうかっていうと きっと「そんな事知るか」ってことですよね。
私が考えるに「勝利点が1番多いプレイヤーが勝利」なら「それ以外の人は敗者」ということで良いと思います。
それがルールブックに書いてないのはそんな事わざわざ書かなくても・・・ってことではないかと思った。
「勝利点が1番多いプレイヤーの勝利です。それ以外の人は1位の人に負けた敗者です。敗北を分かち合いましょう」
こう書いてあったら・・・ある意味面白いなw
まぁ勝者、敗者は相対的なものですのでゲームに於いて「勝者」でないならば「敗者」でしょう。
つまりは、勝者が存在している、かつ、自分がその勝者でないなら、自分は敗者でしょう。
友愛玩具 クラッシュアイスゲーム TY-0185
でも、だからなんだって話なんですよね。
「勝利点が多いプレイヤーが勝ち(それ以外の人は負け)」っていうのは1位にしか価値がないとか、2位では無価値とか、最下位は人間のクズとかそういう意味ではないと思うんですよね。
「勝利点が多いプレイヤーが勝ち。」
「それ」にはそれ以上の意味は包含されてないように思います。
勝たなきゃ意味がないとか、2位でも嬉しいとか2位でも価値がある、最後まで諦めないことが大事、1位に価値がある、最下位だったら楽しくない、やる意味がない・・・
みたいなのは、ゲームをプレイしてる人が勝手に思ってるだけで、全部個人個人の考え方であり、ゲームのルールとして既定されてるものではないということです。
その辺は個人個人で自由に考えたら良いと思います。
ゲームってのは
やって
勝利点の一番多い人が勝ちです!
あなたが勝者です!
わーい!!
終わり。
コレだよね。めっちゃ楽しいじゃん。
または
勝利点の一番多い人が勝ちです!
あなたは負けです!
ちくしょー!!
終わり。
コレだよね。めっちゃ楽しいじゃん。
キングメーカー問題の状況想定(キャリコ)
アークライト キャリコ 完全日本語版 (1-4人用 30-45分 10才以上向け) ボードゲーム
さて、すでに蛇足の方が長くなって参りました。
「1位を目指すべき」
そりゃそうだ。みんなそんなことわかってるw
キングメーカーはそもそも「絶対に1位になれない」人が出たときに起こる。
という訳で臨場感を出すために具体的状況を再現してみました。
状況設定はキャリコです。
キャリコを持っていない人は 買ってから来い 雰囲気で察してくださいw
アークライト キャリコ 完全日本語版 (1-4人用 30-45分 10才以上向け) ボードゲーム
まず、ボドゲ仲間を2人思い浮かべてください。
ボドゲ仲間が2人もいない人は 帰って ボドゲ仲間ではなくてもいいので適当に友達を想像してください。
その2人を「Aさん」「Bさん」とします。
キャリコでは、手持ちタイルを1枚キルトに置いてから、1枚場のタイルを取ります。
今最終盤、自分が場のタイルを取るタイミングで、ABCどれをとっても自分は特に美味しくありません。
場のAのタイルはAさん、BのタイルはBさんが明らかに狙っています。
現在Aさんは1位で、Bさんが2位。自分はもう点数的に絶対3位確定。
- タイルAを取るとBさんが勝ち
- タイルBを取るとAさんが勝ち
- タイルCを取るとAさんもBさんも欲しいタイルが手に入り、結果Aさんが勝ちます。
A/B/Cどのタイルを取るべきでしょう・・・
さらに臨場感を出すためにボタンにしましたが、押してもなんにも起こりませんw(すんませんw)
コレがキングメーカーのジレンマ(今名付けた)です。
キングメーカー問題の状況想定(その2)
ホビージャパン キングスジレンマ 日本語版 (3-5人用 60分 14才以上向け) ボードゲーム
というわけで、キングメーカー問題が発生する状況想定
- 3人プレイと仮定
- 自分は3位の終盤
- 自分がどんな手を打っても絶対に1位になれないことを自分も他のプレイヤーも認識している。
こんな感じとします。
考えられるのは
- 1位の足を引っ張り、2位の勝ちを確定させる手
- 2位の足を引っ張り、1位の勝ちを確定させる手
- 1位の足を引っ張るが、勝負が確定するかはまだわからない
- 2位の足を引っ張るが、勝負が確定するかはまだわからない
- なるべく場を乱さない手
- とにかく自分の点数を上げる手
- さっさとゲームが終了する手
など、まぁいろいろあります。
「とにかく自分の点数を上げる」という手の中にも
- 自分の点数が上がり、場を乱さない範囲の手。
- 自分の点数は上がるが、結果的に1位と2位が確定してしまう手
- 自分の点数は上がるが、結果的に1位と2位が逆転してしまう手
- 自分が2位を蹴落として2位確定する手。(1位はそのまま確定)
などのバリエーションがありそうです。
この中で正着を探そうとすると着手が多すぎて迷宮入りしてしまいそうです・・・
というわけで、私個人の考えをもう一度記せば
つまりは
が個人的意見です。
実際に、私がこういう状況に陥ったときはその場のノリと気分で適当に指します。
カタンみたいな「1位の人は足を引っ張られるのが当然のゲーム」(1位が上がったらゲームが終わってしまうため)は1位にちょっかいを出すかもしれません。(ロンゲストロード奪ったり)
重ゲーの終盤で、上位2人の勝負の行く末を静観したいという気分のときはなるべく場を乱さない手を選択するかも。
Stonemaier Games Scythe ボードゲーム エンジン構築 エリアコントロール 1~5人用 14歳以上 グレー
軽ゲーであれば「さっさとゲームが終わる手」を指して「もう一回やろうぜw」となるかもしれません。
グループSNE チョコっと密輸 (3-8人用 30-60分 12才以上向け) ボードゲーム
ゲーム内の私怨があればその恨みを晴らすかもしれませんし「お前さっきはよくもやったな!」
またはゲーム外の私怨を持ち出すかもしれません「昨日食べられたプリンの恨みじゃ。」
自分がトップ争いに参加できなくて悔しいときは逆に場を乱すだけ乱す手を打つかもw
または、1位2位の争いなんて目もくれず、自分がやりたかったことをやるとか「オレは石の家にしたかったんや!」
ホビージャパン アグリコラ リバイズドエディション (Agricola) 日本語版 (1-4人用 人数×30分 12才以上向け) ボードゲーム
または「この人は負けると機嫌が悪くなる」という人・・・とはそもそも一緒に遊びませんが、もしいたらその人を勝たせるかもw
「妨害すると本気で怒る人」・・・とかもそもそも一緒に遊びませんが、もしいれば妨害しないかも。
気分的に2位になりたくなるようなゲームであれば、1位を無視して2位を引っ張ることもあり得る。
それと、そもそも「場を乱さない手」って本当に公平な手でしょうか?
1位を叩くのが当たり前のゲームであれば、むしろ1位を叩かない方が不自然では?
例えばワカプレで美味しいマスが残っていたとすれば、勝利できない人でもそのマスを見逃しで放棄するのは不自然では?
1位か2位の国に致命的なスキが生じていれば、そこを攻めるのが自然では?
「何もしない手」がキングメイクすることになる場合もあるのではないだろうか。
たしかに1位を引っ張る行為は2位に有利な行為となってしまうが、1位を引っ張らない行為というのがやはり1位に有利な行為になってしまうということはないだろうか。
つまり、やっぱり、そういう状況に陥ったとき・・・つまり、3位の勝てないプレイヤーが勝負の行方を握ってしまったとき、どのような行為をしてもやはりキングメイクしてしまうことになるのだ。(何もしないという手も含めて)
そのとき、Aさんを勝たせるかBさんを勝たせるか、自分じゃないどちらを勝たせるかという選択肢には合理的理由など生まれようもないと思う。(自分は負けるのだから、何をやっても自分にとっては合理的ではない。)
だから勝者を指運や気分で決めてしまってもいいじゃないか。
というかそうするしか選択肢なくない?
以上だ。
前述のように、こういう「気分プレイ」「指運プレイ」「私怨プレイ」に対して文句はないし、もしおれがどんな手を打とうと、文句を言われたくはないw
たかがゲームだ。
楽しくやろう。
もし、おれと同卓した人は、迷わずおれを狙えw
文句言わないからw
文句、悪態、指示、強制、陽動、扇動
クー レジスタンス (Coup: The Resistance) カードゲーム
さて、もう少し深掘り。
まだ掘るの?
すでに自分の結論が出ているのに深掘りするのは掘るのが好きだからさ。
最初に
と書きました。
ボードゲームのマナーの回でも書きましたが、人の手に対して「文句」や「悪態」はマナーが悪い・・・というか、本気で罵って来る人は不快なのでおれは一緒に遊びたくはない・・・っていうおれのお気持ち表明。
やっぱりキングメーカー問題の最大の問題点は
「お前がそれしたらオレ負けるからやめて欲しいんだけど」
もしくは
「お前のせいでおれは負けたんだけど」
などの軋轢が生まれて楽しくなくなることですね。
「お前がそれしたらオレが負けるからやめろ」
「お前のせいでおれは負けた」
などと本気で怒って来るような人とは私は遊びたくない・・・というか、ゲームでそんな人あんまりおらんよね?w
っで、どこまでそういう言動が許せるか、ですが、個人的には「扇動」や「陽動」までは許せるかなw(というかする)
「わかるよね?チラッチラッ」
「まぁここは1位を狙うのがセオリーやろな」
「この盤面でレンガ取るやつは人類にはいないだろー」
などなど、まぁいわゆる口三味線ですね。
コレについては賛否両論あるかもしれませんが、私は結構やりますw
まぁ結果、足引っ張られて負けますけどねw
どこまで言動が許されるかはやはりその場にいる人が不快になるかどうかが重要かな。
すごく仲良ければ「この===自主規制===」くらいのことを言っても大丈夫ですもんね。
蛇足of蛇足
さてここからは蛇足of蛇足で、蛇の足に足が生えているのを想像しながら読んでいただきたい。
2位に意味がある場合
最初に「ほとんどのゲームは1位が勝利」と書きましたが、例えば1回1回のゲームで「順位点の付くゲーム」(麻雀のリーグ戦など)や、取った点数が持ち越されて何ゲームかこなす場合などでは、もちろん、2位を取ることに「点数的な意味」(最終的な勝者に近づく)があります。
そういう場合は1位を取る目がなくなった時点で、2位狙いもありでしょう。
または例え順位が変わらず「アガラス(麻雀で上がって最下位になる手)」だったとしても意味がある場合もある。
順位点以外にも自分の持っていた点数が持ち越される場合、誰かに上がらせてさらに負けを増やさないための上がりとも取れると思う。
運で1位になる可能性がまだ残っている場合
また、そもそも1位になる可能性が1%でも残ってる場合、迷わずその手を打つのが良いと思います。
麻雀で言うと「裏が乗れば勝ちだけど、乗らなきゃ負け」みたいな手ですね。
裏が乗れば勝ちならおれならなんのためらいもなく上がります。
それに対して「そんな低い確立で勝負すんなよ。こっちはそのせいで負けたんだけども」とか言ってくるなら、そいつの方がマナー違反だ。
勝負が決まるまでおれにも勝負する権利がある。
たとえ、勝利の目が1%でも。
他のプレイヤーに迷惑だろうと上がるw
勝負事に、迷惑も何も、知った事かw
運が絡むゲームやってる以上、またインタラクションのあるゲームやってる以上、運否天賦や妨害されて負けるのを許容しなければならないだろう。
でも麻雀プロの人達とかはどうなんだろうねw
ラス目で裏が乗れば順位上がるけど、乗らなきゃクソみたいな手はマナー的に上がるんだろうかw
裏が乗らずに、順位変わりませんでたーってのは、まぁ・・・ダサいよねw
上述のようにおれなら上がるけど・・・プロなら・・・気になるw
カット(仕事)について
さて、もはやキングメーカーと少し関係なくなってきましたが、ボードゲームにはカットという手がありますね。
麻雀で言えば絞り。
他のプレイヤーが明らかにあるものを集めていて、コレは妨害しないといけない・・・自分的にはいらないのだけど入手しないと集められて負ける・・・みたいなときですね。
コレはおれはカットします。
勝ちを目指してプレイしてるので、妨害しないと負けるなら当然妨害するしかない。
それで自分が損をするとしても、「負け確」よりは「自分が損をする」という選択肢しかないからね。
しかし、自分より後にカットできるプレイヤーがいるなら自分がカットしないことによってその待機プレイヤーにカットを押し付けるという戦略が存在する。
その待機プレイヤーの性格にも寄るが、勝利を狙うなら明らかにカットするしかない場合、自分がカットしなくても合理的に考えればその待機プレイヤーがカットしてくれるのだから、自分はわざわざデメリットを受けてまで仕事(カット)する必要はないw
よって、後にカットできる待機プレイヤーが存在するならカット(仕事)を押し付けてしまった方が得である。
と思って無視したら、その後に待機してたプレイヤーが「なんかカット強要されて嫌な気分だからやりたいことやるお!」ってなってしまって失敗したりw
まぁそんなよくわからない心理戦やるのも楽しいよねw
キングメーカー問題の状況想定(キャリコ)(再掲)
アークライト キャリコ 完全日本語版 (1-4人用 30-45分 10才以上向け) ボードゲーム
というわけで先程のキャリコを再掲します。
私的正解は「なんでもあり」でした。
例えば「場を乱さない」という理由でタイルCを取ったとしても結果として現在トップのAさんが勝ちます。
しかしAの欲しいタイルがバリバリわかりやすい狙いのタイルで、普段なら(キングメーカー問題が絡んでいなければ)明らかにカットするようなタイルの場合はどうでしょう。
それに対してBさんの狙いの方が順当で、間口が広かったら?・・・
Aさんの欲しいタイルを取らないという行為が「なんでカットしないんだよ・・・」とBさんに非難されるということは無いだろうか・・・
勝ちを目指さないプレイヤー
ハズブロ ボードゲーム スイカだいすき!はらぺこカバくん 対象年齢4才以上 プレイヤー人数2-4人 キッズ用電動ゲーム E9707 正規品
さてさて、そろそろ最後の議題ですw
キングメーカー問題と一緒に語られる事が多い・・・
「勝ちを目指さないプレイヤー!」
これもやはりおれのお気持ち表明すると・・・
「おれは構わんよw」
ルール内なら勝ちを目指さない手もありだ。
ルールには「必ず勝ちを目指さなければならない」とは書かれていないw
まぁコレに関しても賛否両論あるだろう・・・
例えば、極端な例を言えば、人狼で「村人」が場を荒らしだして、っで、やっぱり案の定人狼陣営が勝ったとして、そいつが「おれ村人だけど狼の味方してたんだよね!イエーイ!」とか言ってる状況を楽しめるかってことなんですよね。
麻雀で「今回ツモ切りしかしないわおれwww」
カタンで「おれ今回道しか作らねぇぞ!」
ドミニオンで「おれ呪いまくことに全力するわwww」
って人がいる場を楽しめるのかってことですよね。
会話型心理ゲーム 人狼 SUPER DX
「興ざめ。」「つまらない。」「迷惑。」
そういうガチ勢側の声が聞こえてきそう。
でもおれは、きっとそんな状況も楽しんでると思う。
なぜならエンジョイ勢だから。
ゲームは自由だ。
それが良い。
もしルールに「必ず勝利を目指さなければならず、自分の利益が最大となる手を打たなければならない」と明記されていたら、ボードゲームはただの計算ゲームになってしまうだろう。
いやーまぁ気持ちはわかるよ。
「全員が勝利を目指すヒリつく勝負をしたい。」
それが面白いんだという気持ちもわかる。
それ「も」面白いんだというのもわかるけどね。
やっぱり、ゲームはただの遊びで、楽しければいいってのがおれの考えです。
コレは「勝ちを目指さないプレイヤー」に関して、ツイッターや過去のエントリーで否定的な意見が多かったので
っという私のような意見もあるということでここに書いておきたい。
ネットを見ると「勝ちを目指さないプレイヤーはどうやったら減るんだろう。」「ゲームが面白くないから一緒にやりたくない」みたいな意見は多かった。
たしかに、個人に対する嫌がらせプレイ、粘着プレイみたいなプレイで場の空気を悪くするみたいなのはおれもげせない。
しかし、それは「勝ちを目指さない」とは別の話だ。
本人が楽しそうに「ツモ切り縛り」をしてるなら、おれはそれでも構わない。
おれ自身、面白プレイやファンデッキ、キワモノ戦略、ネタ武器みたいなのが好きだから・・・「勝ちを目指さないプレイヤー」が弾圧されて、個人の楽しみプレーみたいなプレイスタイルを取れなくなる場の方がおれは悲しい。
むしろおれは、場合によっては「そういうプレイは迷惑だ」「お前のせいで興ざめだわ」「そういうことされるとつまらないんだけど」などとその場に水を差してしまう人、もしくは「たんに不機嫌になる人」の方がマナーが悪く感じる場合もある。
その人達は「勝ちを目指さないプレイヤーはそういうプレイヤー同士でやっててくれ・・・」と言うかもしれないが、おれも同じように「勝ちに行くプレイにしか価値を見いだせないで不満なら、そういう人たち同士でやっててくれ(ダジャレ)」で反論しようと思う。
あとがき
というわけで、キングメーカー問題に対する、あくまでも「個人的お気持ち表明」を書いてきました。
個人的お気持ち表明まとめ
- キングメーカー問題は問題ではない。
- ルール内であればどの手を選択しても良いと思う。
- 勝利点が1番多いプレイヤーの勝利です。それ以上でも以下でもない。
- 文句、悪態、指し手強制は不愉快だが、扇動、陽動、口三味線は許す!
- 勝ちを目指さないプレイヤー。お前も許す!
いちエンジョイ勢の意見として読み飛ばしてくれたら幸いです。
結局、ガチ勢、エンジョイ勢、それぞれの楽しみ方もわかるけど、相手のプレイスタイルを否定して文句を言ったり、悪態をついたりする態度はいただけないなという気持ちですね。(実際はあんまり会ったことないけどねw)
なんでおれはこんな誰の得にもならんような記事を1万文字超えて熱く語っているんだろうかww
自分でもちょっとおかしいと思います。
カジュアルであることに本気になって取り組んでいるww
ガチなカジュアル勢ww
余談ですが、2位になると勝利になるゲームが存在します。
このゲームでキングメーカー問題が起きた場合、「お前のせいで1位になっちゃったじゃないか!」みたいな感じになるってことですかねw
さぁ、最初からよくわからない感じで始まり、最後のまとめまでよくわからないですがコレはいつも通りです。
そろそろ筆を折ろうと思います。
最後に一言いいですかね?
頑張って人生の勝利点を集めよう。
アディオス。
コメント
いきなりコペルニクス的回転!!
相変わらず予測不能なコラムありがとうございます❗️私もガチカジュアル勢として勝利点集めまーす✨
ヌースさんは見るからにガチカジュアル勢ですねw
これからも謎の考察をしていきます!
ふむふむ、『ゲーム』を『勝負』と捉えるか、『遊び』と捉えるかの違いがあるということですね。
つまり、麻雀の南4局で持ち点1000点のドベが鳴きまくって喰いタンのみで、自らドベを確定するのは『勝負』の人からすると許せない冒涜だけど、『遊び』の人からすれば楽しければ何でもあり。確かに。
キングメーカー問題は『勝負』の人がトリガーとなって顕在化する問題である。そうか、そう言われてみれば、そうですね。そうそう。
3つ以上の陣営分かれるゲームではAとBのインタラクションがCに影響するのは避けられない。同じ土俵にいるんだから仕方ないってことか。。。
つまりキングメーカー問題を無くそうと思ったら、陣営を2つに分けてしまえば良いと。なるほど、誰もそんなことは言ってないと。ふむふむ。
せやかて陣営2つって言うたってワイら3人やぞっ!どないせえちゅーねんっ!出来る訳ないやろっ!え?出来るの?あっ、、、、、(絶句)、、、平田のb、、、その手があったか、、、っていうか、むしろそれしかないっっっ!!!
ということでっ!チラ裏しに来ましたっ!ではではっ!
アルカナさん!要約ありがとうございますw
3人で陣営2つのゲームも探せばあるかも。
1:2でバランシングされた稀有なゲームw
平田のb。すんません未読でしたw
カイジは読んだんだけどね。
船井ーーーきたねーーぞーー!!
ギャンブルやらトーナメントなど、何かがベットされている時はイカサマや共謀が成立するのでキングメイカーは明確に悪ですね。ゲームは成立(ルール内)したままかも知れないけど、勝負が成立しなくなるので悪だと思いました。
ゲーム内ではご執筆の内容にそんなに違和感ないです
勝ちを目指さないプレイヤーの項について、ちょっと括りが雑だなあと感じてしまったので、コメント失礼します。
勝ちを目指さないプレイヤーの定義がきっと曖昧で、
・個人的な縛りプレイをしている(ツモ切り縛りなど)
・そもそもゲームを破綻させることを目指して(あるいは何も考えず無軌道に)プレイしている(人狼で敵陣営に味方するなど)
※人狼などの場合、チームゲーであることが不快さの大きい要因だと思います。
ここらへんを一括りに「勝ちを目指さないプレイヤー∈エンジョイ勢」としたり、「後者を嫌うプレイヤー∈ガチ勢」としたりしているのが、ちょっと引っかかりました。
上記の前者は「勝ちを目指さないプレイヤー」ではなく、「自分が課したルールの中で勝ちを目指すマゾプレイヤー」で、後者が本当の意味で「勝ちを目指していないプレイヤー」だと思っています。
ボードゲームは参加者全員が楽しめることを目指すべき、(かどうかも卓の空気によると思いますが、)という前提に立つと、「筋の通っていない独りよがりのプレイ」は興ざめですよね。
そこの塩梅で「勝ちにいけよw」という態度が「勝つことにしか楽しみを見いだせないのかよ、カオスも楽しめよ」と括られてしまうと、その定義のエンジョイ勢は相当な懐がないと務まらなそうです。
例の補足に書きましたが、結局は「他のプレイヤーに迷惑をかけていないかどうか」が大事なのかも。
少なくとも、そういうときに「敵に味方するやつとは遊びたくない」という姿勢に対して「お前はエンジョイ勢ではなくガチ勢なんだな」って括りをしてほしくないな、というのが言いたかったことですw
勝つためにゲームに取り組むことこそがゲームをエンジョイする行為だと思っているエンジョイ勢もいるので。
その結果負けたとしても文句はありませんが、だからといって最初から勝つことを目指さないのは話が違うわけです。
ガチ勢とは、その中でも「勝つことを至上命題として取り組むプレイヤー」という認識です。
(結局、挙げていただいている例が極端すぎただけで、主さんと言いたいことは変わらないと思いますw)
foltさんコメントありがとうございます!
いやはや、たしかにおっしゃる通りです。
本文では「エンジョイ勢」「ガチ勢」という言葉をかなり適当に使ってしまいましたw
無意識に「ガチ勢=勝ちに拘るあまり、空気が悪くなっても構わず自分の筋を通すプレイヤー」「エンジョイ勢=勝ちよりも楽しいかどうかを重視するプレイヤー」という使い方をしてしまっていましたw
たしかに、本文では「ガチ勢=悪い奴ら」みたいな書き方をしてしまって反省です。
勝ちを至上命題としつつもスポーツマンシップを持った紳士なガチ勢もいますもんね!
そのようなガチ勢の人はむしろ好きです。
いやしかし、完璧に定義しようとすると「勝ちを目指さないプレイヤーを是としないガチ勢」と「勝ちを目指さないプレイヤーをヨシとするガチ勢」、「勝ちを目指さないプレイヤーを是としないエンジョイ勢」「勝ちを目指さないプレイヤーをヨシとするエンジョイ勢」、というか「ガチ勢∧エンジョイ勢」みたいな元も考えなければならず、カオスになってしまうw
コレはおそらく、「ガチ勢」「エンジョイ勢」というのが、対極に位置するものでもなく、さらにプレイヤーをどちらかに分類することも困難(実際にはグラデーション的になっているため)だからだと思われます。
「自分が課したルールの中で勝ちを目指すマゾプレイヤー」は「勝ちを目指していない」わけではないので「勝ちを目指さないプレイヤー」にはならないのではないかというご意見。
なるほどぅ。
実際はコチラもグラデーションで「ツモ切り縛り」と「役満縛り」と「断么九縛り」と「リーチ縛り」などを比べてみると確かに勝ちにコミットする割合や場が荒れる度合いが違う気もしますね!w
私は「縛りプレイ」も「ただ荒らすだけのカオスプレイヤー」のどちらも許容するスタンスでしたので、あまりそこに線引きをすることの重要性に気付けませんでした。
本文でも明記している通り、この記事は私の個人のお気持ち表明であり「あなたの感想ですよね?」と言われれば「その通りです」と答える以外に道はありませんw
エンジョイ勢ならカオスも楽しめという押し付けをしたいわけではありません。
本文にも書いた通り、どの程度まで迷惑プレイを許容するかは個人の自由です。(私も実際「長考」を許容できないですw)
どの程度まで許容すればエンジョイ勢なのか、そもそも相手の迷惑プレイを許容するのがエンジョイ勢なのか、それともそういうプレイは場が冷めるから良くないと教え諭すのがエンジョイ勢なのか、その辺はもはや難しすぎて今のおれにはわからないですw