今回は クランズオブカレドニア を紹介します!
クランズ・オブ・カレドニア 日本語版(Clans of Caledonia)/Karma Games・テンデイズゲームズ/Juma Al-JouJou
プレイ人数2~4人
ルール紹介
メインボード
このメインボード上に、自分のコマを置いていきます。
メインボードは4つに分かれている両面刷りで毎回組み方を変える事ができます。
個人ボード
このコマたちをメインボードに配置すると
生産される資源がわかるようになっています。
輸出ボード
ここから輸出タイルを取って、輸出契約を履行したり、各ラウンドで得られるボーナス点、手番順などが示されています。
氏族タイルと初期タイル
ゲーム開始時にプレイヤー人数+1の氏族タイルを引いて並べ、初期資源タイルも引いてセットにします。
手番の逆順で選んで行きます。
この氏族タイルがいろいろな能力を持っていて楽しいです。
資源
資源は未加工品の羊毛、穀物、牛乳と加工品のパン、チーズ、ウィスキーがあります。
労働者の初期配置
スタートプレイヤーからカタン方式で、木こり or 鉱夫をメインボードに配置していきます。(1番手→2番手→3番手→3番手→2番手→1番手)
メインボードには森林、山岳、草原の3つの地形があって
木こりのコマは森林、鉱夫のコマは山岳、それ以外のコマは草原にしか置くことができません。
しかし、複合してる地形もあって
画像のAは森林と草原があるので鉱夫以外、
画像のBは森林と山岳と草原が全部含まれるのでなんのコマでも置くことができる。
コマを置くときには、そのコマの配置コストとコマを置くマスの配置コストの合計を払う。
全員が木こりか鉱夫を2個置いたら初期配置完了です。
ゲーム進行
手番順に次のアクションのうちどれか1アクションを行います。
- 交易
- 拡大
- 船舶輸送力の向上
- 道具の改良
- 商人の雇用
- 輸出契約の獲得
- 輸出契約の履行
- パス
ハードパスラウンドで進行します。(全員がパスするまで手番が回る方式)
1.交易
品物を売買できます。
まず、手持ちの商人コマを、売りたい(買いたい)数、その商品のマスに置きます。
売る場合は下に、買う場合は上に置きます。
っで、マーカーが置いてある値段で商品を売買します。
そして、売った数だけ、マーカーが下がります。(買った場合はその個数分上がる)
1ラウンド内で同じ商品の売りと買いを両方する事は禁止です。
2.拡大
個人ボードからメインボードに自分コマを置きます。
基本的には既に自分のコマが置いてあるマスに水を挟まず隣接するマスに置けます。
後述の船舶レベルを上げておくと
川を挟んで置けたり
湖を挟んで置くことができるようになります。
配置するときには、配置するコマのコストと、メインボードのマスに書かれているコストの合計を支払います。
近接ボーナス
配置したコマが、誰かのコマに隣接していた場合。
即座にその商品を現在の価格より安く買うことができます。(未加工品はマイナス2金で、加工品はマイナス3金で買える)
買う場合は交易のときと同じように商人コマを置いて買います。
多種類に接していれば、全ての商品を買う権利がありますが、1種類につき3個まで(2人プレイ時は4個まで)しか買えません。
建物ボーナス
加工品の建物の4個目を建てたとき
輸出契約タイルを3枚引いて0~1枚保持する事ができる。(輸出タイルは後述)
ラウンドに応じたコストは払う必要がある。(後述)
アクションの選択肢に戻ります。
3.船舶輸送力の向上
4金払うと船舶の能力を上げることができます。
4.道具の改良
10金払うと木こりの斧か鉱夫のツルハシを改良する事ができる。
木こりは生産フェイズで1人につき4金生むのですが、それが6金になります。
鉱夫は生産フェイズで1人につき6金生むのですが、それが8金になります。
5.商人の雇用
4金払うと、個人ボードから商人コマを1つとって使えるようにする事ができます。
6.輸出契約タイル獲得
輸出ボードから輸出契約タイルを1枚取ることができる。
ラウンドによって取るときに払うコストが違います。(1ラウンド目だと5金貰える、2ラウンド目だとコストなし、3ラウンド目だと5金払う・・・)
7.輸出契約の履行
左側の資源を払うと、右側の輸入品が貰える。
牛肉か羊肉を払う場合はメインボードの牛/羊を屠殺(個人ボードに戻す)します。
もらえる輸入品の、綿花、タバコ、サトウキビは最後に勝利点になる。(詳しくは後述)
履行したタイルにある数だけトークンを進めておきます。(このとき、1金のマークに到達か通過させた人は1金貰える)
ホップはトークンはなくて、1個1点になります。
このアイコンは
改良(商人雇用、船舶改良、道具改良)が1回無料でできる。(道具だけは10金→5金)
このアイコンは
すぐにスペース代無料で拡大できる。(ユニットのコストは払う)
アクションに戻ります。
8.パス
次のラウンドの手番はパスした順番になって、早くパスするほど、パスボーナス(お金)が多くもらえます。
フリーアクション:港
マップの4隅には港タイルがあって、そのタイルに船舶レベルで隣接しているか、直接隣接していると、手番のアクションに加えて、港ボーナスを使うことができます。
それぞれの港はゲーム中に1人1回だけ使えます。
使ったら、使ったことを示すために港マーカーを置きます。
生産フェイズ
全員パスしたら生産フェイズになります。
それぞれ、ユニットを配置している数だけ次の商品がもらえます。
- 木こり → 4金(改良後6金)
- 鉱夫 → 6金(改良後8金)
- 羊 → 羊毛
- 牛 → 牛乳
- 畑 → 麦✕2
- チーズ製造所 → 牛乳をチーズに
- パン屋 → 麦をパンに
- 蒸留所 → 麦をウィスキーに
加工品(チーズ、パン、ウィスキー)はそのまま貰えるわけではなく、資源を変換する権利が得られます。 (そのターンにもらった資源も変換可)
ラウンドボーナス点
最後に各ラウンドの得点タイルによって、条件を満たしているプレイヤーは得点がもらえます。
輸出品タイルを補充して次のラウンドへ。
全5ラウンドで終了です。
得点
5ラウンドが終了したら得点計算です。
- ラウンドごとに得た点
- 基本商品 1個1点
- 加工商品 1個2点
- お金 10金1点
- 綿花、タバコ、サトウキビ 希少さに応じて1個3/4/5点
- ホップ 1個1点
- 輸出タイル数の順位点
- メインボードのコマ隣接数の順位点
で勝負します。
輸入品
前述のように、輸入品は履行するとトークンがトラックを進んでいきます。
そして、ゲーム終了時
- 最も進んだトークン 1個3点
- 進み方2位のトークン 1個4点
- 最も進んでいないトークン 1個5点
というふうに勝利点が割り振られます。
つまり、みんなが持っていないやつを狙うと得点が高くて強い。
ちなみにホップだけはトークンがなく、1個1点で固定です。
輸出タイル履行数
輸出タイルの履行数の順位で点数が入ります。
メインボードのコマ隣接数の順位
メインボードのコマ隣接数の順位で点数が入る。
船舶レベルで到達できる範囲にある自分のコマの数を数えるのですが、テラミスティカと違って、川を挟まず塊になっている自分のユニットは1塊で数えます。
画像だと隣接数5ということになる。
つまり、隣接数を増やすには、川や湖を挟むのが大事なのと、同じ陸上での塊は屠殺によって区切るというテクニックもあります。
以上です。
レビュー
総合 | ☆☆☆☆☆ |
コンポーネント | ☆☆☆☆☆ |
盛り上がり | ☆☆ |
論理性 | ☆☆☆☆ |
飽きない度 | ☆☆☆☆ |
重さ | ☆☆☆☆ |
総合☆☆☆☆☆
めっちゃ面白いです。
テラミスティカが好きな人が作ったらしいのですが、見た目やシステムはテラミスティカによく似ています。
しかし、テラミスティカとは違った楽しみがあります。
輸出タイルとか見通しを建ててくのも楽しいし、テラミスティカと違って、建てた建物に応じていろいろな種類の商品が生産されるのも雰囲気が良いです。
誰かが売ると下がって買うと上がるという、資源の値段が変動するシステムは秀逸・・・
マップは毎回変わるし、キャラの性能も違うし、港ボーナスもあるし、ラウンドボーナスもある。
もう、とにかく考えることが多く、そのどれもが良いバランスになっている。
これは名作だ・・・
コンポーネント・雰囲気☆☆☆☆☆
コマもそれぞれ形が違って良いし、個人ボード、メインボード、タイル類のアートワークがめちゃくちゃ良いです!
ただ、ちょっとアイコン類が小さいかなと思ったけど。
値段を示すトークンが透明で、透けて見えるのも良い。
マクドナルドさんなんて、別にタイルがついてるくらいにこだわられてるw(ルール上は特にいなくても問題ないので雰囲気ですw)
とにかくアートワークが細かくて綺麗です。
盛り上がり☆☆
あまり盛り上がるゲームではないです。
各自粛々とプレイします。
脳内は盛り上がりますw
論理性☆☆☆☆
運要素は、どのキャラが出てくるか、と輸入タイルがどんなのが出てくるかくらい。
しかし、むしろ、それを見ながら戦略を構築していく系だと思います。
運要素少なめ。
飽きない度☆☆☆☆
キャラ9種類。全部1回ずつ使っても9回もできる。
港ボーナスタイル9種類、マップは変わる、初期資源タイルも違う。
何よりゲーム自体が面白いです。
飽きない。
重さ☆☆☆☆
ルールも多くてまぁまぁ重いような気がしますが、5ラウンドしかないので、結構「もう終わりか?」って感じにプレイ感は軽いですw
おれだけ?w
評価まとめ
雰囲気もシステムもめっちゃ良い。
オススメのアイテム ダイストレイ
資源を入れておくのにおすすめです。
ごっちゃり入れてても結構やりやすいです。
クランズオブカレドニアが好きな人にオススメのゲーム
もちろん、テラミスティカが似てるのでおすすめですが、この「商品を作って出荷する感じ」はプエルトリコに似ています!
「ワインを作って出荷する」ワイナリーの四季も似ているw
あと、雰囲気はアグリコラやカヴェルナと似ている。(イラストの人が同じ!)
コメント
わかりやすくまとめてあって助かります。
ありがとうございます(^^)
そう言っていただけると。
楽しんでください
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