今回はテラミスティカ:ガイアプロジェクトを紹介したいと思います。
プレイ人数1~4人
テラミスティカをやったことがある人にはコチラの記事に差分をまとめました。
本記事は、この記事だけを読んでもルールがだいたいわかるように書いています。
ルール
メインボード
このボードにこんな感じで建物を建てていきます。
人数によって広さが変わるのと、組み方でバリエーションが生じます。
個人ボード
全部で14種類あって、キャラごとに少し性能が異なります!
この個人ボード上の建物をメインボード上に建てていくのですが
建てた部分が空いて、ラウンドのはじめに資源とかが多く貰えるようになっていきます。
手のマークがラウンドの初めに貰える資源です。
建物は基本は左側から建てていきます。(右上の学院だけ、どちらを先に建てるか選べる))
発展ボード
6つの研究エリアがあって、マーカーを上げていくと資源がもらえたり、能力があがったり、ラウンドはじめにもらえる資源が増えたりします。(詳しくは後述)
得点ボード
各ラウンドでもらえるボーナス点の種類と、ゲーム終了時にもらえるボーナスの種類がタイルで示されます。
ゲーム進行
- 収入フェイズ
- ガイアフェイズ
- アクションフェイズ
で1ラウンドで、全6ラウンドをプレイするとゲームが終了します。
収入フェイズ
個人ボードやラウンドボーナスタイル(最初に1枚選ぶ)などに手のマークで書かれている資源を得ます。
ガイアフェイズ
後述します!
アクションフェイズ
手番順に1アクションをしていきます。選択肢は
- 鉱山を建てる
- ガイア計画の開始
- 建造物を改良する
- 知識を4払って研究エリアを上げる
- パワーアクションを使う
- Q.I.C.アクションを使う
- 同盟の構築
- その他の特殊アクション
- パス
ハードパスラウンドで進行します。(全員がパスするまで手番が回る方式、一度パスすると再参加できない。)
1.鉱山を建てる
1鉱石、2金を払って、到達可能な惑星に鉱山を建てることができます。
コストは個人ボードに書いてある。
到達可能とは・・・
すでにメインボードにある自分のコマから何マスまで到達できるかが発展ボードの航法レベルによって変わります。
航法レベル1のとき↓
航法レベル2のとき↓
航法レベル3のとき↓
ちなみに、他の惑星があったり、他のプレイヤーのコマがあったとしても関係なしで何マス以内かでカウントします。
惑星改造について
自分の色の惑星であれば、そのまま1鉱石2金払えば建てることができます。
自分の色の惑星でない場合は
個人ボードに書いてある回数、惑星改造をしないといけない。(画像は黒に建てると3回)
惑星改造1段階につき、鉱石をいくつ払うかは、発展ボードの惑星改造レベルによって変わります。
初期状態だと1段階改造につき3鉱石、写真Aを超えると1段階につき2鉱石、Bを超えると1段階につき1鉱石で改造できます。
ガイア惑星について
緑色のガイア惑星は、通常の惑星改造ではなく、Q.I.C.コマ1個と1鉱石2金で建築できます。
次元横断惑星について
紫色の惑星は、後述するガイアフォーミングを行わないと入植できません。
アクションの選択肢に戻ります。
2.ガイア計画の開始
紫色の惑星はガイアフォーマーコマを使ってガイアフォーミングしてガイア惑星にすると住むことができます。
ガイア計画の開始アクションをするなら、パワートレイのⅠⅡⅢのどこかから、パワーコマをガイアエリアに移します。
(支払う数は発展ボードのガイアレベルの位置によって変わる)
←ガイアのレベル
使用できるガイアフォーマーを到達可能な紫の惑星の上に置きます。(一度に可動できるガイアフォーマーコマも発展ボードで決まる)
コレでガイア計画開始のアクションとしては終了です。
このあとどうなるかというと、次のラウンドの収入フェイズの後のガイアフェイズに、パワーコマをⅠに戻し、紫色の惑星にガイア惑星のタイルを置く。
コレで入植可能になりました。
ガイア惑星になったらいつでも、アクションで資源(1キューブ2金)を払って鉱山建設ができる。(ガイアフォーマーはまた戻ってきて使用可能になる)
アクションの選択肢に戻ります。
3.建造物を改良する
鉱山 → 交易所 → 惑星首府 の順か
鉱山 → 交易所 → 研究所 → 学院 の順で、どれか1段階改良できます。
コストを払って、建物を建て替える。前の建物は個人ボードに戻ってくる。
鉱山 → 交易所 のコストだけは2種類あって
建て替えるマスの2マス以内に1つでも他プレイヤーの建物(なんでもOK)があれば3金で改良できる。
他のプレイヤーの建物が2マス以内になければ6金かかります。
それと、研究所 or 学院 を建てたときには
発展ボードの技術タイルを1枚選んで取ることができます。
ラウンドのはじめに資源が貰えたり、点数が入ったり、いろいろな能力があります。
また、技術タイルを取ったとき、その直上の(下の3つのどれかを取ったときは、任意の)研究トラックを1段階上げることができます。
アクションの選択肢に戻ります。
4.知識を4払って発展ボードの研究エリアを上げる
知識という資源があって、これを4払うと、発展ボードの研究エリアのマーカーをどれか1段階上げることができます。
発展ボードについて
発展ボードの1番左の列は前述の惑星改造にかかるコストを示すものです。
途中でキューブがもらえるレベルがあり、そこに進めた場合はキューブが即座にもらえる。
さらに、最大レベルまであげると都市化のタイルがもらえます。
航法
前述の、どこまで到達可能かを示すエリアです。
最大まで上げると何もない宇宙のマスに、鉱山一個分となるタイルを置くことができます。
人工知能
このエリアを上げると即座にQICコマ(詳しくは後述)がもらえます。
ガイア計画
使えるガイアフォーマーコマの数や、使用するために必要なパワーコマ数が変わります。
経済
ラウンドのはじめの収入フェイズで収入がもらえる。
1番上に入ると、即座に書かれているものがもらえる。(収入フェイズではもらえなくなる)
科学
収入フェイズで知識(詳しくは後述)がもらえる。
1番上に入ると、即座に9知識もらえる。(収入フェイズではもらえなくなる)
ちなみに、発展ボードの1番上のレベルに入れるのは1人だけで、さらに上げるためには、1つにつき、同盟タイル(後述)1枚が必要になります。
また、どこのエリアでもレベル2→3に上げるときに3パワーもらえます。
ゲーム終了時、レベル3を超えた1段階につき4点入ります。
アクションの選択肢に戻ります。
5.パワーアクションを使う
個人ボードにパワーという資源があって、これを使うと他の資源を得られたり、惑星改造することができます。
どのパワーアクションも1ラウンド1人しか使えないので早い者勝ちです。
パワーの扱いかたがちょっと癖があります。
収入などでパワーを得たとき、一番下のトレイにある場合はそれを上げる。
一番下が無くなったら2番目のトレイから3番目に上げる事ができる。
払うときは、3番目のトレイから1番下のトレイにその数支払う。
さらに、2番目トレイのパワーコマを捨てる(ストックに戻す)ことで、捨てた分だけ2番トレイから3番トレイに移すことができる。(アクションは消費しない)
また、パワーコマを獲得する場合は、Ⅰのトレイに獲得します。
↑パワーコマをもらえるマーク
収入フェイズでもらうときは、パワーを回復してからパワーコマをもらうか、パワーコマをもらってからパワーを回復するか選べます。
アクションの選択肢に戻ります。
6.Q.I.C.アクションを使う
Q.I.C.コマを払うとQ.I.C.アクションをすることができる。(ラウンドごと、はやいものがち)
- Q.I.C.4つ → 技術タイル1枚獲得(対応する研究エリア上昇)
- Q.I.C.3つ → 持ってる同盟タイル(後述)の恩恵をもう一回ゲット
- Q.I.C.2つ → 3点+建ててる惑星の種類につき1点
7.同盟の構築
同盟を構築すると、同盟タイルをもらって、点数や資源などをもらうことができます。
↑同盟を構築するともらえるタイル(ケースは自作です)
どうやって同盟を組むか、ですが、このゲームは建物ごとにパワーポイントが決まっていて
- 鉱山 1
- 交易所 と 研究所 2
- 惑星首府 と 学院 3
となっています。
このパワー値が合計7以上になるように建設済みのコマを選び
何もない宇宙のマスに衛星コマを置いてつなぐと同盟完成です。
ただし、衛星コマを置く数だけパワーコマをストックに戻します。(ⅠⅡⅢのどれかのトレイから)
また、無駄に衛星コマを置くことはできず、最小限の個数で置かないといけません。
アクションの選択肢に戻ります。
8.その他の特殊アクション
使用キャラによっては1ラウンドに1回使えるアクションを持っていたりします。
9.パス
できることがなくなったり、何もしたくない場合はパスをします。
持っているラウンドブースタータイルを返し、別のラウンドブースタータイルを一枚選びます。
(ラウンドごとに資源がもらえたり、アクションが使えたりするタイルです)
以上がアクションの選択肢です。
全員パスしたら、資源を補充して次のラウンド。
全6ラウンドが終了したら得点計算です。
得点方法
- ラウンドごとのボーナス
- ゲーム終了時の最終得点タイル
- 同盟構築
- ゲーム終了時の発展ボードのレベル
- その他
ラウンドごとのボーナスとゲーム終了時の最終得点タイル
各ラウンド毎に「この建物を建てると得点が入る。」という指標が決まっています。(写真上)
ゲーム終了時に条件に合う順位が高いプレイヤーに1/2/3位→18/12/6点が入ります。(写真下)
補足
魔力をもらう
自分以外のプレイヤーが鉱山を建築したり、建物を改良したとき、その建てたヤツの2マス以内に建物を持っているプレイヤーはパワーを得る事ができます。
対象となるのは、建築された建物から2マス以内の、もらう人のコマの中で一番パワー値の高い1コマです。(上図では、青の鉱山と、白の首都)
前述のパワー値
- 鉱山 1
- 交易所 と 研究所 2
- 惑星首府 と 学院 3
の分パワーを得る事ができる。(得なくても良い)
そのかわり(得た魔力-1)点の勝利点を失います。
(3パワー得ると2点失う。2パワー得ると1点失う)
ルール紹介は以上です!
レビュー
総合 | ☆☆☆☆☆ |
コンポーネント | ☆☆☆☆☆ |
盛り上がり | ☆☆ |
論理性 | ☆☆☆☆☆ |
飽きない度 | ☆☆☆☆☆ |
重さ | ☆☆☆☆ |
総合☆☆☆☆☆
めっちゃくちゃ面白いよ・・・
以前は「テラミスティカ持ってるからまぁ買わなくても良いか」と思っていたんですが、最近はベーシックなテラミスティカより好きですね。
個人的な面白さで言うと
テラミ商人たち入り = ガイア > テラミ氷と炎入り ≒ テラミスティカ
という感じです。
良いところは戦略が多いところです。
テラミスティカはだいたい砦か神殿建てて、能力使ってって感じですが、ガイアはどの発展トラックを上げるかもあるし、同盟の自由度が増しているので、どうやって同盟を組むかもかなり幅広いです。
テラミ拡張無しよりは、要素が多くて確実に複雑です。
それと、私は結構2人プレイが多いんですが、2人プレイのときメインマップの広さが変わるところも良いですね。
まぁテラミスティカも2人でやっても十分楽しいんですが、ガイアはメインマップの広さがプレイ人数によって調整されているのがGood。
モジュラーボードで毎回違う盤面というのも良い。
もちろんテラミスティカと同じ拡大の面白さもあって、プレイ感も似ているんですが、全く同じというわけではない。
とにかく、テラミスティカが好きなら好きだと思うし、全然両方持っていても良いです!w
コンポーネント・雰囲気☆☆☆☆☆
個人的にはプラスチックコマよりも木コマの方が好きなんですが、それが理由でガイアプロジェクトを買うのを躊躇していたところもありましたw
実際のコマは、安っぽい感じはまったくなく、ちょっと樹脂っぽい感じで非常に良い感じの質感でした!
他のコマもつやつやしていて、どちらかというと陶器っぽい質感です。
それとタイル類ですが、質が非常に良いです。
しなやかなボードにくっきりと鮮やかに印刷されています。
コンポーネントはかなり良い感じです!
盛り上がり☆☆
じっくりプレイ系です。
論理性☆☆☆☆☆
始まってしまえば運無し。
テラミスティカよりもより複雑で、先が読むのが難しくなった!
飽きない度☆☆☆☆☆
キャラが14種類。自キャラと相手キャラの相性。最終得点タイル。ラウンドブースター。ラウンドごとの得点タイル。モジュラーボード。
そして多岐に渡る戦略!
飽きねぇ・・・
重さ☆☆☆☆
長考必至なゲームなので、まぁまぁ重めです。
レビューまとめ
テラミスティカ好きなら、間違いなく楽しめるで。(テラミもテラミで負けてないけどw)
オススメのアイテム
テラミスティカのキューブ
どうも、テラミスティカのくせが抜けないので、テラミスティカからキューブを15個引っ張り出してきて鉱石として使ってますw
ポーカーチップ
コインとして使ってますw
どうも、知識、クレジット、鉱石のトラックが同じ1本なのが使いにくいと思ってしまう。
そろばん型ライフカウンター
得点の計算はコレでやってます。
この得点カウンターは正直言って最高です!
かなり素早く計算できるし、マーカーが倒れて転がったりしないし、めっちゃオススメですw
慣れるとかなり使いやすいです。
テラミスティカ:ガイアプロジェクトが好きな人にオススメのゲーム
バラージやクランズオブカレドニアは、建物を建てると収入が増えるというテラミスティカシステムが採用されていますw
やっぱ、拡大再生産、資源やりくり系は面白いですね!
ツォルキンの部族と予言の拡張が、個キャラの能力が入って面白いですよ。
コメント