今回は テラミスティカをやったことがある人向けに、テラミスティカ:ガイアプロジェクトのルールを紹介したいと思います。
プレイ人数1~4人
以下
- ベーシックなテラミスティカは色=茶色
- ガイアプロジェクトに関するものは色=青でお届けします。
ルール差分まとめ
スコップレベル、船レベル → 発展ボード
テラミスティカのスコップレベル、船レベルに対応するものが個人ボード上ではなく、発展ボード上という別ボードにあります。
スコップレベル → 惑星改造
発展ボードの1番左の列がテラミスティカのスコップレベルに対応するものでガイアでは5レベルまであります。
途中でキューブがもらえるレベルがあり、そこに進めた場合はキューブが即座にもらえるだけで地形変換コストは軽減されません。
所定のレベルを超えると地形変換コストが軽減(3キューブ→2キューブ→1キューブ)されます。
さらに、最大レベルまであげると都市化のタイルがもらえます。
船レベル → 航法
テラミスティカの船レベルはガイア発展ボードの左から2列目の航法に対応しています。
ガイアでは隣接のカウントがテラミスティカと少し違います。
スコップ → 家建てができる隣接は、すでにある自分のコマから何マス以内かでカウントします。
航法レベル1のとき↓
航法レベル2のとき↓
航法レベル3のとき↓
ちなみに、他の惑星があったり、他のプレイヤーのコマがあったとしても関係なしで何マス以内かでカウントします。
テラミスティカで言う交易所への改良が3金or6金かの隣接は「別のプレイヤーのコマが2マス以内にあれば3金」に変わりました。
↑2マス以内に他のプレイヤーのコマがあれば2キューブ3金で改良できる。
他のプレイヤーがコマを建設or改良したときに、パワーがもらえる隣接に関しては建設or改良が行われたマスから2マス以内の各プレイヤー1番パワー値が高いコマ(1個)がパワーがもらえるというふうに変わりました。
恩恵タイル → 技術タイル
テラミスティカの神殿、聖域を建てたときにもらえる恩恵タイルに対応するものはガイアにも同じようなものがあります。
ガイアではさらに、取った技術タイルのすぐ上の技術のマーカーが上昇します。
下の3枚のどれかを取った場合は好きな技術のマーカーを上昇させることができます。
発展ボード
人工知能
このトラックを上げると即座にQICコマ(詳しくは後述)がもらえます。
ガイア計画
使えるガイアフォーマーコマ(詳しくは後述)の数や、使用するために必要なパワーコマ数が変わります。
経済
ラウンドのはじめの収入フェイズで収入がもらえる。
1番上に入ると、即座に書かれているものがもらえる。(収入フェイズではもらえなくなる)
科学
収入フェイズで知識(詳しくは後述)がもらえる。
1番上に入ると、即座に9知識もらえる。(収入フェイズではもらえなくなる)
上級技術タイル
技術タイルを取るタイミングで上級技術タイルを取ることもできるのですが
上級技術タイル1枚を取るために同盟(テラミスティカでいう都市)が1つ必要で、さらにそこの自分の技術のマーカーが上から2段以内になければいけません。
上級タイルを取ったら、自分が持っている他の技術タイルに重ねます。(下の技術タイルの効果は失われる。)
知識について
ガイアには知識という資源があり、4知識払うと発展ボードのどれかのマーカーを1つ上げる事ができる。
その他 発展ボードについて
発展ボードの1番上の段に入れるのは1人だけで、1つ入るためには同盟が1つ必要です。(テラミスティカの教団ボードの一番上と同じシステムです)
どこでもレベル2→3に上げると3パワーもらえます。
ゲーム終了時、レベル3を超えた1マスにつき4点入ります。
ガイアだけにある要素
ガイアフォーミング
紫色の惑星には住めません。そこで、紫色の惑星はガイアフォーマーコマを使ってガイアフォーミングしてガイア惑星にしなければなりません。
ガイアフォーミング手順
パワートレイのⅠⅡⅢのどこかから、パワーコマをガイアエリアに移す。(支払う数は発展ボードのガイアのトラックの位置によって変わる)
使用できるガイアフォーマーコマを到達可能な紫の惑星の上に置く。(一度に可動できるガイアフォーマーコマも発展ボードのトラックで決まる)
次のラウンドの収入フェイズの後に、パワーコマをⅠに戻し、紫色の惑星にガイア惑星のタイルを置く。
コレで入植可能になりました。
ガイア惑星になったらいつでも、資源(1キューブ2金)を払って鉱山建設ができる。(ガイアフォーマーはまた戻ってきて使用可能になる)
パワーコマ補充
テラミスティカでは基本的にパワーコマは一度捨てると戻ってきませんでしたが、ガイアにはパワーコマを補充するアクションや収入があります。
もらったパワーコマは1のトレイに来ます。
収入フェイズでもらうときは、パワーを回復してからパワーコマをもらうか、パワーコマをもらってからパワーを回復するか選べます。
QICコマ
ガイアにはQ.I.C.コマという緑色の資源があります。
Q.I.C.コマの使いみちは
- (鉱山建設時に払うと)到達距離を2マス伸ばすことができる。
- (メインボードにもともとある)ガイア惑星に入植するときに払わないといけない。
- Q.I.Cアクション
です。
(鉱山建設時)到達距離を2マス伸ばす。
鉱山を建設するときに、追加で払えば到達可能距離を2マス伸ばせる。
追加でさらに払えば1個につき2マス伸ばせる。(何個でも払ってOK)
(メインボードにもともとある)ガイア惑星に入植するときに払わないといけない
メインボードにもともとあるガイア惑星は、ガイアフォーマーでガイア化した惑星と扱いが違います。
誰でも地形変換なしで鉱山を建てられるんですが、そのかわりQ.I.C.コマを1つ払わないといけない。
Q.I.Cアクション
Q.I.C.コマを払うとQ.I.C.アクションをすることができる。(ラウンドごと、はやいものがち)
- Q.I.C.4つ → 技術タイル1枚獲得
- Q.I.C.3つ → 持ってる同盟タイルの恩恵をもう一回ゲット
- Q.I.C.2つ → 3点+建ててる惑星の種類につき1点
その他違い
地形変換 → 惑星改造
テラミにあった地形タイルはなくなりました。
テラミは家を建てずに地形変換のみというアクションができましたが、地形タイルが無いので、ガイアでは必ず地形変換→鉱山建設をセットで行わないといけなくなりました。
都市化 → 同盟
都市化はテラミでは隣接、コマ4つ以上、パワー合計7以上でしたが、ガイアでは隣接する必要はなく、コマも何個でもOK、ただし、パワー合計7以上となっています。
つまりパワー7以上ならOKという事ですね。
同盟化したいときは、つなぐのに必要な衛星コマの数だけ、パワートークンを捨てます。(ただし、無駄に多く置くことはできず、最小限の個数で同盟化しないといけない。)
っで、同盟タイルを選んでもらえる。
補足
- 白く光っているマークは即座に1回だけ手に入る資源
- 赤いソニックブームはパスしたときにもらえる。
- 緑のソニックブームは何回でももらえる。
まとめ
- 鉱山建設の隣接マス → 航法レベルで何マス以内か。
- 鉱山から交易所が3金になる隣接 → 2マス以内。
- パワーを貰える隣接 → 2マス以内の最大パワー値のコマ1個のみ
- 技術タイルを取るとその位置の発展トラックが1マス上昇(下の3つのタイルは任意のトラックを上げることができる。)
- 発展ボードの1番上に上げる or 上級技術タイルを取る → 同盟が1つ必要。
- 紫色の惑星 → パワーコマをガイアエリアに移動 → ガイアフォーマーコマを置く → 次のラウンドの収入フェイズ後に緑色に → アクションで鉱山建設
- 緑色の惑星に入るためには追加でQ.I.C.コマを払う
- (鉱山建設時)Q.I.C.コマで到達可能距離を伸ばせる。
ルール差分紹介は以上です!
レビュー
総合 | ☆☆☆☆☆ |
コンポーネント | ☆☆☆☆☆ |
盛り上がり | ☆☆ |
論理性 | ☆☆☆☆☆ |
飽きない度 | ☆☆☆☆☆ |
重さ | ☆☆☆☆ |
総合☆☆☆☆☆
めっちゃくちゃ面白いよ・・・
以前は「テラミスティカ持ってるからまぁ買わなくても良いか」と思っていたんですが、最近はベーシックなテラミスティカより好きですね。
個人的な面白さで言うと
テラミ商人たち入り = ガイア > テラミ氷と炎入り ≒ テラミ
という感じです。
良いところは戦略が多いところです。
テラミスティカはだいたい砦か神殿建てて、能力使ってって感じですが、ガイアはどの発展トラックを上げるかもあるし、同盟の自由度が増しているので、どうやって同盟を組むかもかなり幅広いです。
テラミ拡張無しよりは、要素が多くて確実に複雑です。
それと、私は結構2人プレイが多いんですが、2人プレイのときメインマップの広さが変わるところも良いですね。
まぁテラミスティカも2人でやっても十分楽しいんですが、ガイアはメインマップの広さがプレイ人数によって調整されているのがGood。
モジュラーボードで毎回違う盤面というのも良い。
もちろんテラミスティカと同じ拡大の面白さもあって、プレイ感も似ているんですが、全く同じというわけではない。
とにかく、テラミスティカが好きなら好きだと思うし、全然両方持っていても良いです!w
コンポーネント・雰囲気☆☆☆☆☆
個人的にはプラスチックコマよりも木コマの方が好きなんですが、それが理由でガイアプロジェクトを買うのを躊躇していたところもありましたw
実際のコマは、安っぽい感じはまったくなく、ちょっと樹脂っぽい感じで非常に良い感じの質感でした!
他のコマもつやつやしていて、どちらかというと陶器っぽい質感です。
それとタイル類ですが、質が非常に良いです。
しなやかなボードにくっきりと鮮やかに印刷されています。
コンポーネントはかなり良い感じです!
盛り上がり☆☆
じっくりプレイ系です。
論理性☆☆☆☆☆
始まってしまえば運無し。
テラミスティカよりもより複雑で、先が読むのが難しくなった!
飽きない度☆☆☆☆☆
キャラが14種類。自キャラと相手キャラの相性。最終得点タイル。ラウンドブースター。ラウンドごとの得点タイル。モジュラーボード。
そして多岐に渡る戦略!
飽きねぇ・・・
重さ☆☆☆☆
長考必至なゲームなので、まぁまぁ重めです。
レビューまとめ
テラミスティカ好きなら、間違いなく楽しめるで。(テラミもテラミで負けてないけどw)
オススメのアイテム
テラミスティカのキューブ
どうも、テラミスティカのくせが抜けないので、テラミスティカからキューブを15個引っ張り出してきて使ってますw
ポーカーチップ
コインとして使ってますw
どうも、知識、クレジット、鉱石のトラックが同じ1本なのが使いにくいと思ってしまう。
そろばん型ライフカウンター
最近得点の計算はコレでやってます。
素早く計算できるし、マーカーが倒れて転がったりしないし、オススメですw
慣れるとかなり使いやすいです。
テラミスティカ:ガイアプロジェクトが好きな人にオススメのゲーム
バラージやクランズオブカレドニアは、建物を建てると収入が増えるというテラミスティカシステムが採用されていますw
やっぱ、拡大再生産、資源やりくり系は面白いですね!
ツォルキンの部族と予言の拡張が、個キャラの能力が入って面白いですよ。
コメント
Guard in opposition to evil spirits.
Robert Brown, currently Fitter, Ulsterbus Ltd.
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