【ルール紹介】バラージ【レビュー】

今回は バラージ を紹介します！

バラージ(Barrage)日本語版/テンデイズゲームズ, Clanio Creations/Simone Luciani, Tommaso Battista

 

プレイ人数２～４人

 

ルール紹介

メインボード

 

このメインボード上に、ダム、導管、発電所を建設して、発電するのが目的のゲームです。

 

個人ボード

キャラが何種類かあって、それぞれ能力が少し異なります。

あと、助手もいろいろあって、それぞれ特殊能力を持っている。

 

建物を建てていくと

建物の下にあったアイコンが出てきて、ラウンドの初めに貰える収入が増えていきます。

その建物を建てた時にも１回貰えます。（発電所だけは、収入ではなく発電時の電力ボーナスと特殊能力が発動する）

 

準備

初期配置用のタイルを引いて、中立ダムと水コマを置きます。

 

各プレイヤーは６金、６ドリル、４コンクリートをもらってスタート

 

ゲーム進行

1. 収入と源流
2. アクション
3. 水の流れ
4. 得点の計算

という流れで１ラウンド。

計５ラウンド行います。

 

１．収入と源流

各プレイヤーは（前述の）収入で資源等をもらいます。

源流タイルにラウンドに応じた水コマを置きます。

 

２．アクション

手番順に手持ちの技術者コマをアクションスペースに配置し、アクションを行います。

アクションスペースは技術者コマ１つとは限らず、２つだったり３つだったりします。

赤枠のアクションスペースはさらに３金払う必要があります。

 

アクション

• タービンステーション
• 建設
• 流水管理
• 銀行
• 作業場
• 重機販売店
• 契約事務所
• 特許局

 

タービンステーション

発電を行います。

発電がこのゲームのキモです！

発電するには

• 水が溜まっているダム（自分のダムか中立ダム）
• そのダムにつながっている導管（誰のでも）
• 導管からつながっている発電所（自分の）

を１セット選びます。

 

水をダムから導管を通って発電所へ流します。

• いくつでも流せる
• 水は発電所の下へ流れていく
• このとき、他人の導管を使った場合は、導管の持ち主に「流した水の数　✕　１金」払い、さらにその導管の持ち主は「流した水の数　✕　１勝利点」を得ます。

 

流した水の数　✕　導管の値　＋　アクションスペースボーナス　の値の分発電されます。

 

画像だと２✕２＋２（発電ボーナス）で６発電される。（発電マーカーを動かす）

 

このとき、発電した量以下の契約タイルを持っていれば、契約を履行して資源や得点などを貰う事ができます。（発電１回につき１枚まで履行可能）

 

建設

建設アクションは、個人ボードにあるため、自分の建設アクションは人に取られることはない。

１ラウンドに最大４回建設アクションができる。

ダムの基礎、上部、導管、発電所から建設したいもののタイルと

建設に必要なコスト（ドリルかコンクリ）を

 

建設ホイールの上に置いて、１メモリ回します。

 

このホイールが一周して上まで戻ってくると再び使える状態になる。

 

そして、メインボード上に建設します。（赤いスペースは追加で３金払う必要がある）

 

ダムについて

ダムは、基礎に上部２つまで建設できます。

 

ダムの高さに応じて１～３まで水が溜まる。

 

中立ダムの上に上部を置くことはできない。

 

 

流水管理

 

水コマ２個までを源流の好きな場所に置くか（あとで流れる）

 

水コマを１個すぐに流す事ができる。

 

銀行

置いた技術者コマ　✕　１金　貰える。

複数プレイヤーでも、技術者コマ何個でも置ける。

 

作業場

建設ホイールを回す事ができる。

 

 

重機販売店

ドリルやコンクリをストックから買える。

 

契約事務所

表になっている契約タイルを取ることができる。

契約タイルはアクション終了時に補充。

ただし、紫色の国家契約タイルだけは、入手はできなくて、発電したときに誰でもこの場から使える。（早いもの勝ち）

 

特許局

特殊な建設タイルを取れる。

 

水の流れ

全員がパスをしたら、水が流れます。

 

水は、川に沿って、ダムにひっかかるまで流れる。（ダム満水の場合はそのまま流れる）

一番下まで流れると取り除かれる。

 

得点計算

各プレイヤーのこのラウンドの発電量、１位２位に６勝利点２勝利点が入ります。

あと、金も貰える。

 

さらに各ラウンドのボーナスタイルタイルで勝利点が貰える。（画像は３ラウンドの例）

• 発電マーカーがそのラウンドの区切りまでいっていればボーナスをそのまま貰える。
• １区切り前だと－４点されて貰える。
• ２区切り前だと－８点されて貰える。
• ３区切り前だと－１２点されて・・・
• 発電量が６未満だと貰えない。
• 合計がマイナスの場合は、貰えないだけで勝利点がマイナスされる事はない。

 

最後に、手番を発電量の少ない順にし、発電量を０にして次のラウンドを開始します。

 

これを５ラウンド行い、１番勝利点が多い人が勝ちです。

 

得点計算

• そこまでに得た勝利点
• 目的タイル
• 最後に自分のダムが蓄えている水コマ
• 残った資源

で得点計算をして、勝利点が高い人が勝ち。

 

目的タイル

ゲームの最初に目的タイルを１枚引いて、ゲーム終了時、順位に応じて勝利点が入ります。

 

ダムにある水コマ

ゲーム終了時に、自分のダムに溜まっている水コマは１個１点

 

残った資源

残った金、使用中でないドリルとコンクリは、全部合計して、５つにつき１点になる。

 

以上です。

 

レビュー

総合	☆☆☆☆☆
コンポーネント	☆☆☆☆☆
盛り上がり	☆☆
論理性	☆☆☆☆
飽きない度	☆☆☆☆
重さ	☆☆☆☆

 

総合評価☆☆☆☆☆

めっちゃ面白い。

一番おもしろいのは「水の流れ」だと思う。

何もなければそのまま流れて行ってしまう水が、ダムでせき止められて、そして、導管を通って別の川に！

うまく行ってると思ったのに、上流でせき止められて、水を持ってかれたりする。

他にも、人の置いた導管で発電したり、相手のダムのところに導管建てて使用料とったりｗ

とにかく、盤面の絡みがなんとも言えない絡み。

もちろん、ワーカープレイスメントだから、アクションスペースの取り合いもある。

 

使ったドリルとコンクリートが建設ホイールが１周すると戻ってきてまた使えるというシステムも面白い！

ドリルとコンクリを買うか、それともスパナを回して回収するかっていう選択肢がある。

 

コンポーネント・雰囲気☆☆☆☆☆

世界観やべぇ。

アートとしても洗練されてます。

サイズに近い世界観があるかもしれません。

ドリル駒や、コンクリ駒の見た目もやばいし、キャラごとにダムの形とかが全部違う！

すげぇ！

ただ、ドリルとコンクリ駒ちょっと少ない・・・

追加パック出してｗ

あと、メインボードの裏面は、アイコンとかがほぼないスタイリッシュなデザイン。

すげぇ、慣れたらコレでやりたい。

っていうか、アクションスペースや個人ボードの裏面、ゲーム中には全く使わないのに絵が。

すごすぎ。

 

盛り上がり☆☆

考えることが多くて、脳内は盛り上がりますｗ

 

論理性☆☆☆☆

運はほぼなし。

でも、水の動きが複雑過ぎて展開が読めない。

そこが面白い。

 

飽きない度☆☆☆☆

キャラ性能による違いもあるし、メインキャラと助手の組み合わせはかなりある。（というか、まだ助手全部使ってないやｗ）

中立ダムの初期配置や、源流の水の流れ方で展開が変わる。

さらに拡張もある！（品薄だー）（欲しいw）

 

重さ☆☆☆☆

ちょい重です。

時間も多少かかりますが、考えることが多すぎて、プレイ感が重く感じますｗ（故に満足感もあります。）

 

評価まとめ

こりゃー名作重ゲーだ。

 

バラージが好きな人にオススメのゲーム

 

重ゲー最高！