今回は スルー・ジ・エイジズ ー 新たなる文明の物語 を紹介します!
プレイ人数2~4人
ルール紹介
個人ボード
この個人ボードに建物を建てたり、軍備を配備したりしていきます。
科学トラック
軍事トラック
文化トラック
があって、最終的に文化トラックが高い人が勝ちです。
準備
2人のときは3人、4人用のカードと協定カードを、3人のときは4人用のカードを取り除いておきます。
時代Aのカードをシャッフルして場札ボードに並べます。
軍事ボードのイベント山札のところにプレイ人数+2枚をAの軍事カードからランダムに置いておきます。
個人ボードの枠があるところに黄色キューブと青キューブを置いて
白キューブ4個と赤キューブ2個をもらって
1番手1個、2番手2個、3番手3個、4番手4個の白キューブをこの政体の上に置き、他はボードの脇に置きます。(政体上のキューブが使用可能なキューブ)
(このゲームは行動するときに白キューブが赤キューブを使って行動することが多いです。以下白キューブを使う行動は◯、赤キューブを使う行動は⚫をつけておきます。)
ゲーム進行
場札の補充(1ラウンド目は行わない)
各プレイヤーのターンのはじめに、場札ボードの左端のカードを取り除き(人数2人、3人、4人 → 左から3マス、2マス、1マスまで)
すべてのカードを左に詰めて
山札から補充します。
戦争の解決
前のターンに戦争を宣言していた場合はここで解決処理をします。(後述)
戦術の普及
前のターンに戦術カードを出していた場合は
戦術カードを軍事ボードの共有の場に置きます。(後述)
政略フェイズ
行動フェイズの前に政略フェイズがあり、次のうちどれか1つを行うことができる。
- イベントの仕込み
- 侵略⚫
- 戦争の宣言⚫
- 協定の提案
- 協定の破棄
- 降参
イベントの仕込み
手札にあるイベントカードを
次イベント山札に入れることができます。(このとき置いたカードのレベル1/2/3 → 1/2/3文化点を獲得)
入れたら、隣の現イベント山札をめくって実行します。
現イベント山札がなくなったら次イベント山札をシャッフルして現イベントに置くので、仕込んだイベントはタイムラグがあって発動される感じ。(何を仕込んだかの情報が重要な情報戦ですね!)
侵略⚫
自分より軍事力が低いプレイヤーに対して侵略カードを使うことができる。(赤キューブを左上の⚫の数だけ使用)
侵略されたプレイヤーは
- 軍事ボーナスカード(上の数字分プラス)
- 軍事カードを裏向きに捨てる(1枚につき+1軍事力)
で一時的に軍事力を上げて、相手と同じ以上にできれば阻止できる。(ただし、自分の赤キューブの数が使うカード合計枚数の上限)
戦争の宣言⚫
誰かプレイヤーを指定して戦争カードを使うことができる。
戦争は次の自分のターンの開始時に解決される。
侵略のときのように防ぐためにカードは使えない。
協定の提案
誰かプレイヤーを指定して、協定を提案することができる。
指定されたプレイヤーは受け入れるか拒否する。
拒否されると手札に戻る。
協定の破棄
自分が参加している協定を破棄できる。
降参
プレイヤーは負けとなり、ゲームから抜ける。(残ったプレイヤーで続行)
行動フェイズ
以下の行動をキューブがある限りすることができる。(順番も任意)
- 場札を取る◯
- 驚異を建設◯
- 人口の増加◯
- 建設◯(⚫)
- 改良◯(⚫)
- 建物取り壊し◯(⚫)
- 技術を開発◯
- カードを使う◯
- 指導者を出す◯
- 戦術カードを出す⚫
- 戦術を模倣⚫
場札を取る◯
白キューブを使って場札を取って手札にすることができる。
取るカードのところのボードに書いてある◯の分キューブを払う。
内政カード(背が黄色のカード)の手札上限は自分の白キューブの個数。
ただし、紫のカード(驚異)を取るときは
- 自分の未完成の驚異があると取れない
- 自分の完成済みの驚異1枚につき、払う白キューブが+1
取ると手札ではなくていきなり場に出る。(横向きに置く)
驚異を建設◯
場から取った驚異は横向き(未完成)の状態。
ここに書いてあるのが建設コストで、カードの左から建設していく。
- 白キューブ1個
- 資源
を使って建設することができる。
建設したところに青キューブを置く。
全部置いたら完成で、縦にして、青キューブはバンクに戻す。(効果が適用される)
人工の増加◯
- 白キューブ1個
- 食料
を使って黄バンクから労働者プールに人民を出すことができる。
必要な食料は残りの黄キューブの数で変わる。
建設◯(⚫)
- 白キューブ1個
- 資源
を使って労働者プールにある黄キューブを農業や鉱山や哲学などの建物として建設することができる。
赤色の軍事ユニットを建設するときは白キューブでなくて赤キューブを払う。
改良◯(⚫)
- 白キューブ1個
- 資源(差額)
を使ってすでに建っている黄キューブをより高レベルの建物(後述)に改良できる。
軍事を改良するときは白じゃなくて赤キューブを払う。
建物解体◯(⚫)
- 白キューブ1個
を使って好きな建物を取り壊して、労働者プールに戻すことができる。
軍事ユニットを解体する場合は、白のかわりに赤キューブを1個払う。
技術を開発◯
- 白キューブ1個
- 科学力
を使って
手札から、カードを出すことができる。
同じ系統(右上のマーク)のやつは重ねて置く。
革命
政体は払う科学力が2パターンあって
普通に出すこともできるが、持っている白キューブ数だけ白キューブを払う(つまりすべて払う)ことで、下の科学力で出すことができる。
カードを使う◯
- 白キューブ1個
を使って手札からカードを使うことができる。(捨札になる)
指導者を出す◯
- 白キューブ1個
を使って手札から指導者を出せる。
同じ時代の指導者は1枚しか取ることができなくて、出した時に前の時代の指導者が残っていたら、捨札に。(交代)(ゲイツ!w)
交代したときは、使った白キューブ1個を未使用に戻せる。
戦術カードを出す⚫
- 赤キューブ1個
使って戦術カードを場に出して、旗を置きます。
自分の軍事ユニットにこの軍事カードのセットがあると軍事力が増えます。
2セットあれば2セット分増える。
時代遅れ
戦術のカードの時代の2つ前の時代の軍事ユニットは時代遅れ。
- 時代Ⅳ → 時代Ⅱ
- 時代Ⅲ → 時代Ⅰ
- 時代Ⅱ → 時代A
が時代遅れってことになる。
↑この戦術は時代Ⅱなので、軍事ユニットのセットの中にAの時代があると低い方の戦力しかプラスされない。
空軍
空軍はどの戦術のセットにも入れることができて戦術で得られる戦力が倍になります。(1セットに空軍1個まで)
戦術を模倣⚫
戦術カードはターンのはじめに軍事ボードの共通の場に移されます。
- 赤キューブ2個
を使うと誰が出した戦術でも使うことができる(多人数で利用することもできる)
手番終了
手番終了時の処理は個人ボードに書いてあります。
軍事カード廃棄
この時点で、自分の赤キューブの個数を超える軍事カードを持っている場合は捨てます。
科学点と文化点を得る
自分が持っている電球マークの数だけ科学点トラックが生産される。
科学トラックの下は生産力的なもので
コレで自分の個人ボードの電球の数をカウントしておくと毎回数えなくて良いというしろもの。
同じように文化点も生産される。
食料&資源産出
そして、農業と鉱山の黄色キューブ1つにつき食料と資源が産出されます。
青キューブは置いてある場所に書いてある数値分の食料(資源)として扱う。(画像の上段は2個分)
この産出前、青キューブが出すぎていて、このマスが空いていると、資源が減る。(一番左のマス)(画像だと4資源失う)
食料産出後、労働者を出していて、マスが空いていると食料が消費されます。(一番左のマス(画像だと3食料))
最後に、未使用の赤キューブの数だけ軍事カードを引き(最大3枚)
使った白赤キューブをリセットして手番終了です。
幸福力について
人を増やしていくと・・・
黄色のボックスが空くのですが、空のボックスの上のニコちゃんマークは埋めなければいけない(埋まっていないと、ターン終了時の生産が全部スキップされる)
埋めるには宗教などを建てて
幸福力を上げておくか
未使用の労働者を詰めることができる。(不満を持ってる労働者と呼ばれる)
時代終了について
ターンはじめの場札補充で山札がなくなったらその時代が終了。
新しい山札の時代になって、各プレイヤーは
時代遅れの
- 指導者
- 未完成の驚異
- 手札のカード
- 協定
と
- 黄バンクから黄色キューブ2個
を捨てる。
ゲーム終了 → 得点計算
時代Ⅳになってから、スタートプレイヤーから1順したらゲーム終了(時代Ⅳに入ったのがスタピーだった場合は1順して終了)
時代Ⅲの残ったイベントを全部めくって実行する。
文化点が高い人が勝ち!
その他
時代A
最初のラウンドである時代Aはカードを場札から取るという行動しかできず、カードの補充(左詰め)は行わない。
2周目のスタートプレイヤーは時代Aのカードで補充し、補充後、Aが残っていても、そのカードは使わず、時代Ⅰのカードをセットする。(時代Ⅰスタート)
資源の両替
上から下への両替はできる、下から上への両替はできない。
得点のとり方 まとめ
- カードで得る
- 毎ターンの生産
- 時代Ⅲのイベントカード
- 戦争(侵略)
レビュー
総合 | ☆☆☆☆☆ |
コンポーネント | ☆☆☆☆ |
盛り上がり | ☆☆ |
論理性 | ☆☆☆☆ |
飽きない度 | ☆☆☆☆ |
重さ | ☆☆☆☆☆ |
総合評価☆☆☆☆☆
おもしろい!
最初から結構考えて建物とかを建てていかなければならず、かなり悩ましいゲームだ。
ただ、計算が多いのと、めっちゃ資源がカツカツになる。
結構攻撃的なカード(戦争とか侵略)もあるけど、侵略や戦争を仕掛けるのは結構大変なので、どちらかというと、お互い軍事力を保ったまま、牽制のしあいになる感じかな。
侵略されても防げることがかなり多いし、戦争に負けたからといってゲームに負けるわけでもないし。
でもやっぱり、軍事力をなおざりにするとボコボコにされることもあるw
ので、そういう攻撃的なのが嫌いな人にはオススメできないかもしれない。
あと、ルールが多い!難しい!w
説明書がめちゃくちゃ厚いw
理解してしまえば、全然シンプルなんだけど、私は一度読んだだけでは全くわからなかったw
ぜひこの記事を活用していただけると嬉しいです。
コンポーネント☆☆☆☆
最初槍持ってる戦士から始まって、最後銃持ってる兵士になるとかやべぇwロマンw
でも空軍のいる横で馬乗ってたり、石油掘ってる横で灌漑農業やってるとかちょっと変なことも起こるw
盛り上がり☆☆
粛々プレイタイプです。
戦争ふっかけあいだとちょっとギスギスするかもw
論理性☆☆☆☆
資源がカツカツw
悩まし過ぎる。
農業おざなりにすると人が増えず、資源をおざなりにすると建物が建てられず、科学をおざなりにすると技術が乏しくなって、宗教をおざなりにすると暴動がおきて、軍備をおざなりにすると侵略されるw
どうすりゃいいんだw
飽きない度☆☆☆☆
カードがいろいろあるし、なんか、内政が毎回なかなかうまく行かないので次こそはうまくやってやろうという気持ちになりますw
重さ☆☆☆☆☆
流石に、重い。
3~4人で初プレイだと4時間以上はかかると思われます。
2人で慣れればなんとか2時間以内かな?
コツ
私もそんなに上級者というわけではないですが、コツを書きたいと思います!
全体的に食料と資源と科学力がカツカツになります!
そこで、黄色いアクションカードをなるべく取って使うようにすると少し緩和できていい感じです。
テラフォーミングマーズで、標準プロジェクトじゃなくてカード使っていろいろした方がお得な感じに似ています(知らない人すみませんw)
とにかく、なるべく黄色いカードを使っていくとカツカツを緩和できます(2回目)
あとは、軍事力は相手に勝たないまでも、僅差でついていけば侵略とかはボーナスカードで結構防げます。(逆におざなりにしてしまうとボコされます)
指導者はなるべく1人ずつとって常にいる状態にしといた方が強いと思います。
黄色キューブは、ボックスの最後の一個を出すと、幸福度や食料消費いろいろきついので、ボックスの最後の一個を出すときは慎重に。
逆に、ボックスの右側はじゃんじゃん出した方が良い。
それと、建設物の解体も意外と使える。
以上!
とにかく楽しく(戦争)しよう!w
まとめ
深い!面白い!戦略的重ゲーだあ!
オススメのアイテム
カードが頻繁に流れるので、カードを投げ込む捨札置き場があると便利です。
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あと、カードスタンドは絶対あった方が良い!
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スルー・ジ・エイジズが好きな人にオススメのゲーム
あとアグリコラ(近日紹介予定)ですね。
資源のカツカツ感が似てるw
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