【ルール紹介】プエルトリコ【レビュー】

今回は プエルトリコ を紹介します！

プエルトリコ（2014年新版） (Puerto Rico) ボードゲーム

 

プレイ人数２～５人

 

ルール紹介

個人ボード

この個人ボードにプランテーションを作ったり、建物を建てたりしていきます。

 

準備

それぞれのプレイヤーは初期資金。

プレイ人数２，３，４，５人　→　３，２，３，４金

 

プランテーションタイル

	１番手	２番手	３番手	４番手	５番手
2人	インディゴ	トウモロコシ
3人	インディゴ	インディゴ	トウモロコシ
4人	インディゴ	インディゴ	トウモロコシ	トウモロコシ
5人	インディゴ	インディゴ	インディゴ	トウモロコシ	トウモロコシ

を受け取ります。

 

メインボードの対応箇所に建物タイルを並べておく。

 

ゲーム進行

プエルトリコは若干独特なシステムで進行します。

総督（スタートプレイヤー）が、まず、役割のうちから１つを選びます。

選んだ人から順番に全員がそのアクションを行います。

 

次に左隣の人が残った中から役割を選んで、また選んだ人から順番に全員がそのアクションを行います。

そして、すべての役割には、選んだ人だけ得られる特権が決まっています。

 

役割

• 開拓者
• 市長
• 建築家
• 監督
• 商人
• 船長
• 金鉱掘り

 

１．開拓者

開拓者を選んだ人から順番に１つプランテーションタイルを取り、個人ボードに配置する事ができます。（手番１周）

 

特権：開拓者を選んだ人は採掘場を取ることができます。

 

（全員が選んだら、残りは流して、山からプレイ人数＋１枚めくって置く）

 

２．市長

入植船に乗っている労働者コマを、市長を選んだ人から順番に１個ずつ取っていきます。

なくなるまで、何周でも取っていきます。

その後、自分が持っている労働者を自由にプランテーションや建物に配置することができます。（再配置も可。このときしか人は動かせない）

 

特権：市長を選んだ人は、ストックから１個追加で取る事ができる。

 

（全員が配置をし終わったら、全プレイヤーの建物の空き枠を数え、その合計数の入植者を入植船に置く。それがプレイ人数より少ない場合は、プレイ人数分置く）

 

３．建築家

建築家を選んだ人から、建物を１つ建築することができます。

建物の左下がコスト、右上は勝利点です。

コスト分の金を払って、建物を個人ボードに配置する。

このとき、自分が持つ労働者がいる採掘場の分だけ、コストが安くなる。（採掘場１個で１金、２個で２金、３個で３金・・・と安くなる）

 

この効果は、建物によって、メインボードにかかれている石のマークの数までしか使えない。

 

特権：建築家を選んだ人は、コストが１安くなる。

 

４．監督

プランテーションと同じ色の建物、両方に労働者がいると商品が生産されます。（トウモロコシだけは、プランテーションのみで生産できる）

２セットあれば、２つ、３セットあれば３つ生産できる。

例えばこんな感じだったら。

インディゴ✕２　トウモロコシ✕１が生産されます。（砂糖は工場に人がいないのでできない）

 

特権：生産した商品のうち、どれか１種類を１個追加でストックから貰える。

 

５．商人

商人を選んだプレイヤーから、商店に商品を１つだけ売却し、金を貰える。（手番は１周だけ）

ただし、すでにある商品は商店に置けない。

特権：商品を売ると１金追加で貰える。

 

（最後に、商店が埋まっていた場合は、すべてストックに戻す）

 

６．船長

船長を選んだ人から、商品を船に乗せて出荷します。

乗せた商品１つにつき１勝利点が貰える。（どの商品でも）

 

乗せ方

• 手番ごとに１種類選んで、置く船を選んで、商品を置く。
• 誰も出荷できなくなるまで、何周でもする。
• ひとつの船には１種類しか乗せられない。
• 同じ商品を積んだ船を２隻以上にすることはできない。
• 乗せる事ができる限り、乗せなければいけない。

という感じで積んでいきます。

 

積み方のイメージ

 

特権：最初に商品を乗せた時、１勝利点だけ追加でもらえる。

 

（全員が乗せ終わったら、埋まった船の積荷をストックに戻す。その後、全員、手元に残った商品のうち１つを選んで、それ以外をストックに戻す）

 

７．金鉱掘り

特権：金鉱掘りは特権のみのアクションで、選んだ人は１金貰えます。

 

ラウンド終了

以上の役割を順番に選んでいって、１周（２プレイ時は３周）したらラウンド終了です。

誰選ばなかった役割に１金を乗せて（次選んだ人が貰える）

 

総督を左隣のプレイヤーへ移動して新たなラウンドを開始します。

 

ゲーム終了条件

• 市長フェイズで、船に乗せる人が足りない。
• 建築フェイズで、誰かが建築物の１２マスを埋める。
• 船長フェイズで、勝利点チップがなくなる。

のどれかが起こったとき、そのラウンドでゲーム終了です。

 

得点は

• 勝利点チップ
• 建物右上の赤い数字
• 建物の効果による勝利点 

 

建物

生産施設

商品を生産します。

 

• 小さい市場・・・商品売却時１金追加でもらえる。
• 農地・・・開拓者フェイズのときに、プランテーションタイルを裏向きの山から１枚引いて配置しても良い。
• 建設小屋・・・開拓者を選んでいなくても採石場を取ることができる。
• 小さい倉庫・・・船長のとき、保管１個に追加で１種類（いくつでも）保管できる。

 

• 病院・・・開拓者で取ったタイルにストックから労働者を乗せることができる。
• 商館・・・商店にすでにある商品を売却できる。
• 大きな市場・・・売却時、追加で２金。
• 大きな倉庫・・・保管時、２種類をいくつでも保管できる。

 

• 工場・・・監督で、商品を1/2/3/4/5種類生産したとき、0/1/2/3/5金貰える。
• 大学・・・建物を建てたとき、ストックから労働者を置ける。
• 港・・・船長フェイズで、１種類置くたびに１勝利点追加で貰える。
• 造船所・・・船長フェイズで、仮想上の積荷数無制限、他の船と同積荷可の船を使う事ができる。

 

大きな建物

 

追加の勝利点が得られる。

 

細かいルール（間違えやすいルール）

• アクションはパスできる。（船長以外、役割を選ぶことはパスできない）
• 同じ建物を２つ建てることはできない。
• 大きな建物の追加の勝利点は、労働者が配置されていなければ貰えない。
• 監督の特権は、全員が生産してから取る。ストックにない場合は貰えない。
• 建物、プランテーションは移動可。
• 農場と病院の効果は複合しない。（農場で取ったタイルには乗らない）

 

 

レビュー

総合	☆☆☆☆☆
コンポーネント	☆☆☆☆
盛り上がり	☆☆
論理性	☆☆☆☆
飽きない度	☆☆☆
重さ	☆☆☆☆

 

総合評価☆☆☆☆☆

めっちゃ面白い。

なんだろう。

うまく言い表せないけど、チマチマした面白さがあるｗ

なんかチマチマしてるんですよｗ

プランテーション置いて、人置いて、工場建てて、で、商品作って出荷っていう。

この、ちょっと、大変なのが面白い。

点数勝負なんですが、なんか、負けても楽しいです。

自分の島を経営する楽しさがあります。

 

コンポーネント・雰囲気☆☆☆☆

絵も良い、建物も良い。

商品コマの色も良い。

ただ、タイルがちょっと薄い・・・

１０周年記念版の存在を知ってしまうと☆５はつけられないｗ

欲しいｗ

２０周年記念版が出るのに期待するかｗ

 

盛り上がり☆☆

じっくりです。

 

論理性☆☆☆☆

このゲーム、運要素がかなり少ないです。

先行、後攻とプランテーションのめくれくらい。

実力が出ますが、でも、あんまり読み合いという感じはしません。

ただ、船長を取って相手のコマを腐らせたりはするｗ

 

飽きない度☆☆☆

やることは毎回あまりかわらずなのですが、狙う建物によって、戦略が変わったりします。

ゲーム自体が面白い。

2014年版にはもともと拡張も入ってるのに、まだ手つけてないｗ

いつ入れようｗ 

 

重さ☆☆☆☆

プレイ感は結構軽めだと思うんですが、終盤長考誘発しますｗ

 

評価まとめ

うーん。文句なしの名作。ボードゲーマーなら絶対やって損なし。

 

オススメのアイテム

やっぱり、通貨が薄いタイルなので、ポーカーチップか金属チップ

 

あとは、役割タイルの移動が面倒なので適当な木のコマを使って

 

こんな感じにおいていくと素早くプレイできる。

 

プエルトリコが好きな人にオススメのゲーム

 

ワイナリーの四季とか、結構雰囲気似てるかも。

ぶどう植えて、ワインセラー作って、ぶどう収穫して、醸造ってやって出荷する感じ。